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日蓮大聖人『御書』解説

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タグ:法華経 ( 212 ) タグの人気記事


2019年 04月 23日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(105)

【普賢品六箇の大事】

第四 是人命終 為千仏授手の事 (注)

御義口伝に云く、法華不信の人は命終の時、地獄に堕在す可し。

経に云く「若人不信毀謗此経 即断一切世間仏種 其人命終入阿鼻獄」と。 (注)

法華経の行者は命終して成仏す可し、是人命終為千仏授手 (注)の文是なり、千仏とは千如の法門なり、謗法の人は獄卒来迎し法華経の行者は千仏来迎し給うべし。

今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は千仏の来迎疑無き者なり云云。




是人命終 為千仏授手
妙法蓮華経普賢品の下記の文にある偈
[原文]
若有人受持読誦 解其義趣 是人命終 為千仏授手 令不恐怖 不墮悪趣 
即往兜率天上 弥勒菩薩所 弥勒菩薩 有三十二相 大菩薩衆 所共圍遶 
有百千万億 天女眷属 而於中生 有如是等 功徳利益

[和訳]
若し人有て受持し読誦し其の義趣を解せり、是の人命終せば、千仏の手を授けて、恐怖せず悪趣に堕ちざり。
即ち兜率天上の弥勒菩薩の所に往かん。弥勒菩薩は三十二相あって有て大菩薩衆と共に圍遶せられり。
百千万億の天女眷属あって、その中に生ぜん。是の如き等の功徳利益あるらん。

若人不信毀謗此経 即断一切世間仏種 其人命終入阿鼻獄
妙法蓮華経譬喩品第三にある文

日蓮大聖人は上記の文を【如説修行抄】で次の様に解き明かされておられます。
是くの如き人をば若人不信・毀謗此経・即断一切世間仏種・乃至其人命終・入阿鼻獄と定め給へり、此等のをきて()の明鏡を本として、一分もたがえず唯有一乗法と信ずるを如説修行の人とは仏は定めさせ給へり」と。


【御義口伝 下】要点解説(106)に続く





by johsei1129 | 2019-04-23 00:15 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
2019年 04月 21日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(104)

【普賢品六箇の大事】


第三 八万四千天女の事 (注)

御義口伝に云く、八万四千の塵労門(注)なり。

是れ即ち煩悩即菩提生死即涅槃なり、七宝の冠とは頭上の七穴なり(注)

今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者是なり云云。






八万四千天女
普賢品にある次の文にある偈
[原文]
是時八万四千天女 作衆伎楽 而来迎之
其人即著七宝冠 於采女中 娯楽快楽
[和訳]
是の時、八万四千の天女、衆の妓楽を作して、来って之を迎えん。
其の人、即ち七宝の冠を著て、采女の中に於て、娯楽し快楽せん。


頭上の七穴
人の首の上に有る、眼2つ、耳2つ、鼻2つ、口1つの計7つの穴のこと。









by johsei1129 | 2019-04-21 22:57 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
2019年 04月 20日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(103)

【普賢品六箇の大事】


第二 若法華経 行閻浮提の事(注)

御義口伝に云く、此の法華経を閻浮提に行ずることは普賢菩薩の威神の力(注)に依るなり、此の経の広宣流布することは普賢菩薩の守護(注)なるべきなり云云。



若法華経 行閻浮提
普賢菩薩勘発品第二十八の以下の文にある偈
[原典]
若法華経 行閻浮提 有受持者 応作此念 皆是普賢 威神之力
若有受持読誦 正憶念 解其義趣 如説修行 当知是人 行普賢行
於無量無辺諸仏所 深種善根 為諸如来 手摩其頭 
[和訳]
若し法華経を閻浮提(全世界)に行ずる事を受持する者有らば、まさに此の念を作すべし、皆是れ普賢威神の力なりと。
若し受持し読誦し正しく憶念し、其の義趣を解し説の如く修行すること有らん、当に是の人は普賢の行を行ずると知るべし
無量無辺の諸仏の所に於て、深く善根を種えたるなれ、諸の如来の手で、其の頭を摩でられん。

普賢菩薩の威神の力
普賢菩薩の守護
普賢菩薩(ふげんぼさつ)梵名[サマンタバドラ:samantabhadra]は普く賢い菩薩と言う意味で、実在した菩薩ではなく、
普遍的に賢さを持つ菩薩の働きを示している。

日蓮大聖人は本抄で、法華経を全世界に行じ、広宣流布を実現するためには、普遍的な賢さをもつ菩薩により実現すると門下に遺言為されていると強く拝されます。







by johsei1129 | 2019-04-20 20:27 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
2019年 04月 19日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(102)


第一 普賢菩薩の事 (注)

文句の十に云く、勧発とは恋法(注)の辞なりと。

御義口伝に云く、勧発とは、勧は化他、発は自行(注)なり、普とは諸法実相・迹門の不変真如の理なり。

賢とは智慧の義なり本門の随縁真如の智なり、然る間、経末に来つて本迹二門を恋法し給えり。

所詮今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は普賢菩薩の守護なり云云。




普賢菩薩
本抄で日蓮大聖人は妙法蓮華経の最後の品である【普賢菩薩勘発品第二十八】の『勘発について解き明かされておられます。

恋法
正法を恋慕するという意味
天台は文句の十で勘発とは正法を恋慕する事であると説いている。

それに対し日蓮大聖人は本抄で勧は化他、発は自行を意味していると解き明かされておられます。
化他とは他者を化すことで折伏を意味し、自行とは自ら仏と為る修行を行ずる事で南無妙法蓮華と唱える唱題を意味します。





【御義口伝 下】要点解説(103)に続く





by johsei1129 | 2019-04-19 21:55 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
2019年 04月 17日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(101)

【厳王品三箇の大事】


第三 当品邪見即正の事

御義口伝に云く、厳王の邪見、二人の教化(注)に依り功徳を得て邪を改めて正とせり。

止の(注)辺邪皆中正(注)と云う是なり。今、日本国の一切衆生は邪見にして厳王なり。

日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は二人の如し、終に畢竟住一乗して邪見即正なる可し云云。


厳王の邪見、二人の教化
妙法蓮華経 妙荘厳王本事品第二十七では過去世に存在した妙荘厳王は、母浄徳夫人の勧めで子の浄蔵・浄眼が父の妙荘厳王を折伏し、妙法蓮華経に帰依したことが説かれております。

本抄で日蓮大聖人は、日本国の一切衆生は厳王であり、日蓮門下が浄蔵・浄眼の二人となって、日本国の一切衆生を妙法蓮華経に帰依させることを諭されておられます。


止の
止とは摩訶止観の略で、天台三大部の一つ。天台大師が説き弟子の章安が筆録した。
止は三昧、観は智慧を意味する。己心を内観して仏の悟りを得るための手法が説かれているが、摩訶止で悟って仏になった者はいない。

辺邪皆中正
摩訶止観の序に弟子の章安灌頂が記した133字の句の中にある文
「辺にとらわれたり、邪な想念も、そのまま中道であり正であると観法をすることが悟りにつながる」との意。








by johsei1129 | 2019-04-17 19:48 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
2019年 04月 16日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(100)

【厳王品三箇の大事】

第二 浮木孔の事(注)

御義口伝に云く、孔とは小孔大孔の二之れ有り、小孔とは四十余年の経教なり、大孔とは法華経の題目なり。

今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉るは大孔なり、一切衆生は一眼の亀なり、栴檀の浮木とは法華経なり。

生死の大海に南無妙法蓮華経の大孔ある浮木は、法華経に之在り云云。



浮木孔の事
衆生が如何に真実の仏の教え、法華経に出会うことの困難さを示した涅槃経に記されている譬え話で、盲亀の浮木とも言う。

日蓮大聖人は【松野殿後家尼御前御返事】で下記の様に詳細にこの譬え話を記されておられます。
『心は大海の中に八万由旬の底に亀と申す大魚あり。手足もなくひれもなし、腹のあつ(熱)き事はくろがねのやけ(焼)るがごとし、せなかのこう(甲)のさむき事は雪山ににたり。
 此の魚の昼夜朝暮のねがひ時時剋剋の口ずさみには、腹をひや(冷)しこうをあたた(温)めんと思ふ。赤栴檀と申す木をば聖木と名つく、人の中の聖人なり。余の一切の木をば凡木と申す、愚人の如し。此の栴檀の木は此の魚の腹をひやす木なり。あはれ此の木にのぼりて腹をば穴に入れてひやし、こうをば天の日にあて、あたためばやと申すなり。
 自然のことはりとして千年に一度出る亀なり。しかれども此の木に値事かたし。大海は広し亀はちいさし、浮木はまれなり。たとひよ(余)のうききにはあへども栴檀にはあはず。あへども亀の腹をえ(選)りはめたる様に、がい(涯)分に相応したる浮木の穴にあひがたし。
 我が身をち(落)入りなば、こうをもあたためがたし。誰か又とりあぐべき。又穴せば(狭)くして腹を穴に入れえずんば波にあらひ、をとされて大海にしづみなむ。
たとひ不思議として栴檀の浮木の穴にたまたま行きあへども、我一眼のひがめる故に、浮木西にながるれば東と見る、故にいそいでのら(乗)んと思いておよげば弥弥とをざかる。東に流るを西と見る、南北も又此くの如し云云。浮木にはとを(遠)ざかれども近づく事はなし。是の如く、無量無辺劫にも一眼の亀の浮木の穴にあひがたき事を、仏説き給へり』と。









by johsei1129 | 2019-04-16 22:23 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
2019年 04月 15日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(99)


第一 妙荘厳王の事 (注)

文句の十に云く、妙荘厳とは妙法功徳をもつて諸根を荘厳するなりと。

御義口伝に云く、妙とは妙法の功徳なり、諸根とは六根 (注)なり、此の妙法の功徳を以て六根を荘厳す可き名なり。

所詮妙とは空諦なり、荘厳とは仮諦なり、王とは中道なり。

今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は悉く妙荘厳王なり云云。


妙荘厳王
妙法蓮華経 妙荘厳王本事品第二十七についての御義口伝となります。

六根
下記の人間に備わった五感と意識の根幹。
眼根(視覚)
耳根(聴覚)
鼻根(嗅覚)
舌根(味覚)
身根(触覚)
意根(意識)

日蓮大聖人は御義口伝【法師功徳品四箇の大事】で次の様に解き明かされておられます。
『御義口伝に云く、法師とは五種法師なり、功徳とは六根清浄の果報なり。所詮、今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は六根清浄なり』と。







by johsei1129 | 2019-04-15 21:46 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
2019年 04月 14日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(98)

【陀羅尼品六箇の大事】


第六 五番神呪の事 (注)

御義口伝に云く、五番神呪とは我等が一身なり、妙とは十羅刹女なり、法とは持国天王 (注)なり、蓮とは増長天王 (注)なり、華とは広目天王 (注)なり、経とは毘沙門天王 (注)なり。

此の妙法の五字は五番神呪なり、五番神呪は我等が一身なり、十羅刹女の呪は妙の一字を十九句に並べたり、経文には寧上我頭上の文是れなり。

持国天は法の一字を九句に並べたり、経文には四十二億と云えり。四とは生老病死・十とは十界・二とは迷悟なり、持国は依報の名なり法は十界なり。

増長天は蓮の一字を十三句に並べたり、経文には「亦皆随喜」と云えり。随喜の言は仏界に約せり。

広目天は華の一字を四十三句に並べたり、経文には「於諸衆生多所饒益」と云えり。

毘沙門天は経の一字を六句に並べたり経文には「持是経者」等の文是なり云云。

五番神呪
二聖(薬王菩薩・勇施菩薩)、二天(毘沙門天王・持国天王)、十羅刹女鬼子母神一体の合計五体の法華経の行者を守護する善神を意味する。
それぞれが法華経の行者を守護する事を誓う秘密の呪文、つまり陀羅尼を唱えます。

持国天王
増長天王
目天王
毘沙門天王
上記四天王(してんのう サンスクリットcaturmahārāja)は、仏教の宇宙観における須弥山の中腹、四天王天の四方に住む仏教を守護する四つ天王。
東方の持国天、南方の増長天、西方の広目天、北方の毘沙門天

日蓮大聖人がご図現なされた十界曼荼羅本尊の四隅には四天王が配されておられます。※下記の御本尊相貌(そうみょう)図を参照願います。
f0301354_19250960.gif








































by johsei1129 | 2019-04-14 19:29 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
2019年 04月 13日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(96)

【陀羅尼品六箇の大事】

第五 皐諦女の事

御義口伝に云く、皐諦女 (注)は本地は文殊菩薩 (注)なり、山海何かなる処にても法華経の行者を守護す可しと云う経文なり。

九悪一善とて皐諦女をば一善と定めたり、十悪の煩悩の時は偸盗に皐諦女は当れり、逆次に次第するなり云云。




皐諦女 (こうだいにょ)
鬼子母神の娘達である十羅刹女の一人。十羅刹女は普賢菩薩に仕えているとも言われ、皐諦女は十羅刹女の上首とも言われている。

日蓮大聖人は【経王殿御返事】及並びに【日女御前御返事】で 皐諦女について次の様に解き明かしておられます。
『十羅刹女の中にも皐諦女の守護ふかかるべきなり。但し御信心によるべし。つるぎ(剣)なんども、すすまざる人のためには用ゆる事なし。
法華経の剣は信心のけなげなる人こそ用ゆる事なれ、鬼にかなぼう(金棒)たるべし』と。【経王殿御返事】

陀羅尼品と申すは、二聖・二天・十羅刹女の法華経の行者を守護すべき様を説けり。二聖と申すは薬王と勇施となり。二天と申すは毘沙門と持国天となり。
十羅刹女と申すは十人の大鬼神女、四天下の一切の鬼神の母なり。又十羅刹女の母あり、鬼子母神是なり』と。【日女御前御返事】

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)
梵名マンジュシュリーmañjuśrīは、法華経その他の大乗経典に頻繁に登場する菩薩。
釈迦在世に実在したと伝えられており、『文殊師利般涅槃経』によると、舎衛国の多羅聚落の梵徳というバラモンの家に生まれたとされる。
釈迦十大弟子とも親しく仏典結集にも関わったとされる。
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[9世紀、インド北西部のパーラ朝で作られた文殊菩薩像]









by johsei1129 | 2019-04-13 19:22 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
2019年 04月 12日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(95)

【陀羅尼品六箇の大事】

第四 受持法華名者 福不可量の事 (注)

御義口伝に云く、法華の名と云うは題目なり、者と云うは日本国の一切衆生の中には法華経の行者なり。

又云く、者の字は男女の中には別して女人を讃めたり、女人を指して者と云うなり。

十羅刹女は別して女人を本とせり、例せば竜女が度脱苦衆生とて女人を苦の衆生と云うが如し、薬王品の是経典者の者と同じ事なり云云。




受持法華名者 福不可量
妙法蓮華経 陀羅尼品第二十六の終段にある文

[原文]
諸羅刹女 説此偈已 白仏言 世尊 我等亦当
身自擁護 受持読誦 修行是経者 令得安穏
離諸衰患 消衆毒薬 仏告諸羅刹女 善哉善哉
汝等但能擁護 受持法華名者 福不可量
[和訳]
諸の羅刹女は 此の偈を説き已りて、白して仏に言わく「世尊よ、我等は亦、当に
身自から是の法華経を受持し読誦し修行せり者を擁護し、安穏を得さ令しめ、
諸の衰患を離れ、衆の毒薬を消せん」 仏、諸の羅刹女に告げり「 善い哉、善い哉、
汝等の但、法華の名を受持せし者を能く擁護せしむ 福徳は、量る事ができない」








by johsei1129 | 2019-04-12 23:52 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)