2018年 01月 29日
【譬喩品九箇の大事】 如来は已に三界の火宅を離れて、寂然として閑居し、林野に安らかに処せり。
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by johsei1129
| 2018-01-29 16:37
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2018年 01月 20日
【譬喩品九箇の大事】 第八 唯有一門の事 (注) 文句の五に云く、唯有一門とは、上の以種種法門宣示於仏道に譬う。 門に又二あり、宅門と車門となり。宅とは生死なり、門とは出ずる要路なり、此は方便教の詮なり。車とは大乗の法なり、門とは円教の詮なり、と。 御義口伝に云く、一門とは法華経の信心なり、車とは法華経なり、牛とは南無妙法蓮華経なり、宅とは煩悩なり。 自身法性の大地を、生死生死と転(め)ぐり行くなり云云。 注 唯有一門の事 この抄では法華七喩の一つ「三車火宅(さんしゃかたく」について説いている。 「三車火宅」の物語は次のようになる。 『長者の古くて大きな屋敷が火事になった。中にいた子供たちは遊びに夢中で、長者が「火事だから直ぐに外に出なさい」と言っても遊びをやめようとしない。 そこで長者は子供たちが前から欲しがっていた「羊車・鹿車・牛車を門の外を置いたから欲しい車をあげる」と言って子供を外に導き、子供は火事から逃れる。 その後子供は長者に「約束してた羊車・鹿車・牛車をください」と言うと、長者は、さらに立派な大白牛車を与えた。 この物語の長者は仏で、火宅は苦しみの多い三界(娑婆世界)、子供たちは三界で迷える衆生で、羊車・鹿車・牛車の三車は、声聞・縁覚・菩薩(三乗)に説いた、法華経以前に説いた爾前(にぜん)・権大乗経を意味している。そして最後に、大白牛車である仏になるための一乗の教え、つまり法華経を与えることを譬えている。 【御義口伝 上】要点解説(24)に続く ▲
by johsei1129
| 2018-01-20 22:39
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2018年 01月 19日
【譬喩品九箇の大事】 注
日蓮大聖人は末法の本尊を解き明かした「観心本尊抄」の冒頭で、止観の一念三千を引用し次のように解き明かされておられます。 「夫れ一心に十法界を具す。一法界に又十法界を具すれば百法界なり。一界に三十種の世間を具すれば百法界に即三千種の世間を具す。此の三千、一念の心に在り。若し心無んば而已(やみなん)、介爾(けに)も心有れば即ち三千を具す。乃至所以に称して不可思議境と為す意此に在り」 華厳・阿含・方等・般若・法華 釈尊が一代で説いた経の次第。 日蓮大聖人はこの経の次第を「一代五時図」として図式化し、弟子信徒を教化した。 [一代五時図の御真筆(千葉県弘法寺所蔵)] 宝塔品 この品では地から宝塔が涌出し、衆生は空中に存在する宝塔を仰ぎ見る。そしてその宝塔の最上部に釈迦仏と多宝如来が並ぶ、いわゆる「虚空会の儀式」が始まる。 日蓮大聖人はこの宝塔の意味を、佐渡流罪時に念仏を捨て大聖人に帰依した阿仏房から問われ、「末法に入つて法華経を持つ男女のすがたより外には宝塔なきなり」と「阿仏房御書」で説かれ、妙法蓮華経で仏界を湧現した衆生そのものが宝塔であると断じられている。 ▲
by johsei1129
| 2018-01-19 23:24
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2018年 01月 18日
【譬喩品九箇の大事】 『さて下種の法華経は久遠名字の妙法なり。然れば日蓮聖人、本因妙の修行を手本として、妙法蓮花経の五字を余行に亘さずして下種し給ふ者なり。 一毫未断の我れ等末代嬰児の一切衆生、妙法の名字を聞いて持つ処に即身成仏を遂ぐるなり。誠に我れ等が為に有り難き法相なり。 若し余行に亘さば一部(二十八品)の法華経なるべきなり。夫れを(日蓮大聖人の)宗旨の本意とは沙汰せざるなり。 されば一所の所判に、末法に入りぬれば余経も法華経も詮無し。乃至妙法蓮華経に余行を交へばゆゝしき僻事なりと遊ばさるゝ此の意なり、秘すべきなり。
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by johsei1129
| 2018-01-18 21:23
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2018年 01月 17日
【譬喩品九箇の大事】
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by johsei1129
| 2018-01-17 22:14
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2018年 01月 16日
【譬喩品九箇の大事】 冬の5大テーマ祭り「海外ドラマ」をもっと見る ▲
by johsei1129
| 2018-01-16 19:40
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2018年 01月 15日
第三 身意泰然 快得安穏の事 身とは生死即涅槃なり、意とは煩悩即菩提なり、従仏とは日蓮に従う類い等の事なり。 口の喜とは南無妙法蓮華経なり、意の喜とは無明(注)の惑障無き故なり。
爰を以て之を思うに、此の文は一心三観一念三千、我等が即身成仏なり。 方便の教は泰然に非ず、安穏に非ざるなり。行於険逕多留難故(注)の教なり。 注 文句 (法華文句) 隋の天台大師が説いた、法華経釈・三大部(法華玄義・法華文が句・摩訶止観)の一つ。『妙法蓮華経文句』の略称。全 10巻。 無明(むみょう) 煩悩にとらわれた迷いの状態。 煩悩にとらわれない悟りの状態を法性(ほっしょう)という。 法華経では煩悩即菩提と説き、煩悩を避けたり抑えるのではなく、煩悩そのものを菩提へ変じる事ができると問いいている。 例えば都市ガス、石油そのものは毒であるが、点火しするることで、周りを温めたり、明るくする効用を持つもの火に変じる。 妙法蓮華経の梵語の意味は、白蓮華のように優れて不思議な法の経であるが、これは蓮華は他の花と異なり、泥中に生えるが、泥に染まらず清浄な白い大輪の花を咲かせることから、泥中つまり煩悩を活かして悟り、つまり菩提を得ることから【煩悩即菩提】の象徴として、また蓮華は華と同時に蓮根と言う実(地下茎)を持つことから【因果倶時】の象徴として釈尊はこの経全体の題号と為した。因みに蓮の原産地はインドであり、釈迦の最初の仏教伽藍と言われている竹林精舎の敷地には池があり蓮の華が咲いていたと言われている。
行於険逕多留難故 法華経の開教である無量義経の中にある偈で、「険逕を行くに、留難多きが故に」の読む。 釈尊は無量義経で「四十余年には未だ真実を顕さず」と説き、菩提樹の下で悟ってから法華経を説くまでの四十数年間では、未だ真実を顕かしていないと宣言し、法華経を説き始めた。 その法華経を以前の爾前教は権教(仮の教え)・方便の教えで、成仏得道の教えでないため、留難が多い迷いの人生を歩むことになると説いた。 ▲
by johsei1129
| 2018-01-15 02:44
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2018年 01月 10日
【譬喩品九箇の大事】 第二即起合掌の事 御義口伝に云く、合掌とは法華経の異名なり。向仏とは法華経に値い奉ると云うなり。 合掌は色法なり、向仏は心法なり。 色心の二法を妙法と開悟するを歓喜踊躍と説くなり。 合掌に於て又二の意之れ有り。合とは妙なり、掌とは法なり。又云く合とは妙法蓮華経なり、掌とは(法華経)廿八品なり。 又云く合とは仏界なり、掌とは九界なり。九界は権(かり)、仏界は実なり。 妙楽大師(注)の云く「九界を権と為し、仏界を実と為す」と。 十界悉く合掌の二字に納まつて、森羅三千の諸法は合掌に非ざること莫きなり。 惣じて三種の法華の合掌之れ有り。今の妙法蓮華経は三種の法華未分なり。爾りと雖も先ず顕説法華を正意と為すなり。之に依つて伝教大師は、於一仏乗とは根本法華の教なり(略)妙法の外、更に一句の余経無しと。 向仏とは一一文文、皆金色の仏体(注)と向い奉る事(注)なり、合掌の二字に法界を尽したるなり。 地獄餓鬼の己己の当体、其の外三千の諸法、其の儘、合掌向仏なり。而る間、法界悉く舎利弗なり。舎利弗とは法華経なり。 舎とは空諦、利とは仮諦、弗とは中道なり。 円融三諦の妙法なり。舎利弗(注)とは梵語、此(日本)には身子と云う。 身子とは十界の色心なり、身とは十界の色法、子とは十界の心法なり。 今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉る者は、悉く舎利弗なり。舎利弗は即、釈迦如来、釈迦如来は即、法華経、法華経は即我等が色心の二法なり。 仍て身子、此の品の時、聞此法音と領解せり。聞とは名字即、法音とは諸法の音なり。諸法の音とは妙法なり。 爰を以て、文句に釈する時、長風息むこと靡しと。長風とは法界の音声なり、此の音声を信解品に、以仏道声令一切聞と云えり。 一切とは法界の衆生の事なり。此の音声とは南無妙法蓮華経なり。 注 妙楽大師 舎利弗
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by johsei1129
| 2018-01-10 21:02
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2018年 01月 09日
【譬喩品九箇の大事】 第一 譬喩品の事 (注) 文句の五に云く、譬とは比況なり、喩とは暁訓なり、大悲息まず巧智無辺なれば、更に樹を動かして風を訓え、扇を挙げて月を喩すと。 御義口伝に云く、大悲とは母の子を思う慈悲の如し、今、日蓮等の慈悲なり。章安(注)云く「彼の為に悪を除くは即是れ彼の親」と。 巧智とは南無妙法蓮華経なり、諸宗無得道の立義なり、巧於難問答の意なり、更とは、在世に次で滅後の事と意得可きなり。 樹を動すとは煩悩なり、風を訓るとは即菩提なり。扇を挙ぐとは生死なり、月を喩すとは即涅槃なり。 今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る時、牛車(注)に乗じて直至道場(注)するなり。 記の五に云く「樹と扇と風と月とは、唯円教の理なり」と又云く「法説の実相は、何ぞ隠れ何ぞ顕れんや、長風息むこと靡く、空月常に懸れり」と此釈之を思う可し。 隠とは死なり、顕とは生なり、長風とは我等が息なり、空月とは心月なり。 法華の生死とは、三世常恒にして隠顕之無し、我等が息風とは、吐く処の言語なり、是、南無妙法蓮華経なり。 一心法界の覚月、常住にして懸れり、是を指して、唯円教の理と釈せり。円とは法界なり、教とは三千羅列なり、理とは実相の一理なり云云。 注 譬喩品 釈尊は【方便品第二】で舎利弗を対告衆として、仏がこの世に出現した「一大事因縁」である「開示悟入」を説く。 そしてその次に説いた「譬喩品」で、仏は「声聞・縁覚・菩薩」の三乗ではなく、唯、一仏乗を説く為に出現したと解き明かす。 釈尊はこの意味を千二百人の直弟子達に理解させるため、引き続き「三車火宅」の譬えを説法する。本品は「三車火宅」を解き明かした品として「譬喩品」の題号がつけられている。 「三車火宅」についてはウィキペディアを参照願います。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E8%8F%AF%E4%B8%83%E5%96%A9 章安 天台大師の一番弟子。天台の法華経・釈三部作「法華文句・法華玄義・摩訶止観」は、全て天台の説法を章安が筆録して取りまとめた。 大白牛車 「三車火宅」の譬えでは、三乗「声聞・縁覚・菩薩」をそれぞれ羊車・鹿車・牛車に譬え、一仏乗を大白牛車に譬えている。 直至道場 譬喩品の次の偈の文 日夜劫数 常得遊戲 与諸菩薩 及声聞衆 与諸菩薩 及声聞衆 乗此宝乗 直至道場 【御義口伝 上】要点解説(17)に続く ▲
by johsei1129
| 2018-01-09 22:15
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2018年 01月 07日
【方便品八箇の大事】
鬼子母神は半狂乱になり世界中を7日間探し回ったが見つからず、釈迦に助けを求める。釈尊は鬼子母神に「1万人の内一人いなくなってもお前は半狂乱になった、わずか数人の子しか持たない母親が一人の子を食べられた悲しみがわからないのか」と厳しく諭すと、鬼子母神は自分の過ちに気づき改心する。それ以降は子供を守る善神となったという。 ▲
by johsei1129
| 2018-01-07 23:43
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