日蓮大聖人『御書』解説

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カテゴリ:御義口伝( 145 )


2018年 08月 13日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(108)

【安楽行品五箇の大事】

第二 一切法空の事

御義口伝に云く、此下に於て十八空之有り(注)。十八空の体とは南無妙法蓮華経是なり。十八空は何れも妙法の事なり。


(注)
十八空之有り

安楽行品の次の文に十八の空の概念が記されている。
[原文]
菩薩摩訶薩 観一切法空 如実相 不顛倒 不動 不退 不転
如虚空 無所有性 一切語言道断 不生 不出 不起 無名 無相
実無所有 無量 無辺 無礙 無障
但以因縁有 従顛倒生 故説常楽観如是 法相
[和訳]
菩薩摩訶薩よ、一切の法は空と観ぜよ。実の如くの相にて、顛倒せず、動ぜず、退せず、転せず、
虚空の如し。所有の性無く、一切の語言の道、断え。生ぜず、出でず、起きず、名無く、相無く、
所有の実無く。無量、無辺、無礙、無障なり。

但、因縁を以て有るのみ。顛倒従り生ずる、故に常楽と説けり。


【御義口伝 上】要点解説(109)に続く








by johsei1129 | 2018-08-13 20:03 | 御義口伝 | Comments(0)
2018年 08月 09日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(107)

【安楽行品五箇の大事】

第一 安楽行品の事 (注)


御義口伝に云く、妙法蓮華経を安楽に行ぜむ事、末法に於て、

今、日蓮等の類いの修行は、妙法蓮華経を修行するに、難来るを以て安楽と意得可きなり。



(注)

安楽行品

 安楽行品第十四では、前品の勧持品と異なり、安楽に法を説く方法を示している。

しかし日蓮大聖人は、この方法は釈迦滅後二千年(正しい教えが伝わる正法千年、似た教えが伝わる像法千年)の弘通方法であると断じ、末法では勧持品で説かれるように三類の強敵による迫害があると示し、末法における妙法蓮華経の弘通は『難来るを以て安楽と意得可きなり』として、門下の弟子・信徒に「佐渡御書」で次のように諭された。



[佐渡御書]

『(前略)これはさてをきぬ、日蓮を信ずるやうなりし者どもが日蓮がかくなれば疑ををこして、法華経をすつるのみならず、かへりて日蓮を教訓して、我賢しと思はん僻人等が、念仏者よりも久く阿鼻地獄にあらん事、不便とも申す計りなし。

 修羅が、仏は十八界、我は十九界と云ひ、外道が云く、仏は一究竟道、我は九十五究竟道と云いしが如く、日蓮御房は師匠にておはせども余にはこは(怖)し、我等はやはらかに法華経を弘むべしと云んは、螢火が日月をわら(笑)ひ、蟻塚が華山を下し、井江が河海をあなづり、烏鵲が鸞鳳をわらふなるべし、わらふなるべし。南無妙法蓮華経』と。



【御義口伝 上】要点解説(108)に続く




by johsei1129 | 2018-08-09 19:33 | 御義口伝 | Comments(0)
2018年 08月 03日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(106)

【勧持品十三箇の大事】

第十三 但惜無上道の事

御義口伝に云く、無上道とは南無妙法蓮華経是なり。


今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経を惜む事は、命根よりも惜き事なり。
之に依つて結ぶ処に仏自知我心(注)と説かれたり。


 法華経の行者の心中をば、教主釈尊の御存知有る可きなり。

仏とは釈尊、我心とは今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者なり。



(注)

仏自知我心 

妙法蓮華経・勧持品第十三の最後の偈となり、釈尊に対し滅後末法に地涌の菩薩達が妙法蓮華経の弘通を誓言している箇所となっている。

[原文]

諸聚落城邑 其有求法者 

我皆到其所 説仏所嘱法

我是世尊使 処衆無所畏 

我当善説法 願仏安穏住

我於世尊前 諸来十方仏 

発如是誓言 仏自知我心

[和訳]

諸の聚落・城邑に、其れ、法(妙法蓮華経)を求むる者有らば、

我は皆、其の所に到りて、仏に嘱せられし所の法を説かん。

我は是れ世尊(仏)の使いなれば、衆(衆生)に処するにあたり、畏るる所無かりけり。

我は当に善く法を説くゆえ、願わくは仏よ、安穏に住したまえ。

我は世尊の前と、十方より来りたる、諸の仏において、

是の如きの誓の言を発せり。仏よ、自から(妙法蓮華経の弘通を志す)我が心を知ろしめされ。


【御義口伝 上】要点解説(107)に続く





by johsei1129 | 2018-08-03 22:32 | 御義口伝 | Comments(0)
2018年 08月 01日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(105)

【勧持品十三箇の大事】

第十二 悪鬼入其身の事(注)


御義口伝に云く、悪鬼とは法然、弘法等是なり、入其身とは国王・大臣・万民等の事なり。


今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者を怨むべしと云う事なり。

 鬼とは命を奪う者にして奪功徳者と云うなり。

 法華経は三世諸仏の命根なり、此の経は一切諸菩薩の功徳を納めたる御経なり。


(注)

悪鬼入其身

勧持品第十三、後段の下記の偈に説かれている。

[原文]

濁劫悪世中 多有諸恐怖 

悪鬼入其身 罵詈毀辱我 
我等敬信仏 当著忍辱鎧 

為説是経故 忍此諸難事 
我不愛身命 但惜無上道

[和訳]

濁劫の悪世の中には、多く諸の恐怖有るらん。

悪鬼は其の身(悪僧)に入り、我を罵詈し毀辱せん。 
我等は仏を敬い信じたまいて、当に忍辱の鎧を著るべし

是の経(法華経)を説かんが為の故に、此の諸の難事を忍ばん。

我、身命を愛せず、但、無上道(仏道)を惜むべし。


【御義口伝 上】要点解説(106)に続く




by johsei1129 | 2018-08-01 23:00 | 御義口伝 | Comments(0)
2018年 07月 31日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(104)

【勧持品十三箇の大事】

第十 自作此経典の事

御義口伝に云く、(日蓮は)法華経を所作して(自分に都合にいいように)読むと謗す可し、と云う経文なり云云。


第十一 為斯所軽言 汝等皆是仏の事


御義口伝に云く、法華経の行者を蔑づり、生仏と云うべしと云う経文なり。是は軽心を以て謗るなり。
今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉る者を云う可きなり。


上記第十、第十一は、日蓮大聖人は、末法の法華経の行者を「僣聖増上慢」の僧がどのように謗るかを解き明かしておられます。


 現代でも妙法蓮華経二十八品を熟読し心肝に染めることなく、法華経は釈尊滅後に創作された「偽書」で、仏説ではないと主張する仏教学者が存在する。

しかし大乗仏教中観派の祖「龍樹(150 – 250 年頃)」、天親(300-400年頃)、天台(538年 - 597年)、伝教(767-822)等の、法華経を釈尊の極説と讃嘆した偉人達は、微塵も法華経が仏説であることを疑っていない。それは法華経一部二十八品を精読すれば、釈尊以外には解き明かすことができない内容が説かれている事が、容易にわかることである。

また上記と同様に、日蓮大聖人の法門の全てを血脈相承された第二祖日興上人が、後世の弟子信徒のために書き残された「二十六箇条の遺誡置文」には、

「一、御書何れも偽書に擬し当門流を毀謗せん者之有る可し、若し加様の悪侶出来せば親近す可からざる事」と門下の遺弟等を戒められておられます。

【御義口伝 上】要点解説(105)に続く





by johsei1129 | 2018-07-31 22:40 | 御義口伝 | Comments(0)
2018年 07月 23日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(103)

【勧持品十三箇の大事】

第九 或有阿練若の事

御義口伝に云く、第三の比丘(注)なり、良観(注)等なり。

六通羅漢(注)の人と思うなり。



上記の文は三類の強敵の中の第三、僣聖増上慢の悪僧相を指していて、日蓮大聖人は、極楽寺良寛がそれにあたるとしている。

これらの僧を当時の民衆は、六神通を得た阿羅漢のように崇めていたと伝えられている。



(注)

第三の比丘
三類の強敵の中の第三、僣聖増上慢の悪僧相を指していて、日蓮大聖人は、極楽寺良寛がそれにあたるとしている。

これらの僧を当時の民衆は、六神通を得た阿羅漢のように崇めていたと伝えられている。

良観

極楽寺良観は雨が降らず鎌倉が飢饉に陥った時、幕府より「降雨」の祈りをするよう依頼される。

 その時日蓮大聖人は良観に「七日以内に一粒でも雨が降れば、日蓮は法華経捨てて念仏を唱える。若し降らなければその時は良観上人は日蓮に帰依せよ」と対決を迫り、良観はその提案を受けいれる。

ところが21日経過しても全く雨は降らず、良観は日蓮に帰依するどころか逃亡し身を隠してしまう。

 その後日蓮大聖人は降雨の祈祷行い、たちどころに雨を降らせる。

このことに恨みを抱いた良観は、北条時宗の母(北条時頼の正室)である葛西殿、鎌倉幕府侍所の重鎮・平頼綱に働きかけ、日蓮大聖人を龍の口の処刑場で断首する龍の口の法難を引き起こすことになる。

これは典型的な「僣聖増上慢」の悪僧の姿そのものであった。

※上記、極楽寺良寛の所業については小説日蓮の生涯(上)「二十一、僭聖増上慢、極楽寺良観への書状」「二十五、極楽寺良観と日蓮、降雨の対決」を参照願います。



【御義口伝 上】要点解説(104)に続く





by johsei1129 | 2018-07-23 20:32 | 御義口伝 | Comments(0)
2018年 07月 22日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(102)

【勧持品十三箇の大事】


第八 悪世中比丘の事 (注)

御義口伝に云く、悪世中比丘の悪世とは末法なり。

 比丘とは、謗法たる弘法(注)等、是なり。

法華の正智を捨て権教の邪智を本とせり。


今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉る者は、正智の中の大正智なり。

(注)
悪世中比丘

末法の法華経の行者を迫害する三類の強敵「俗衆増上慢・道門増上慢・僭聖増上慢」の中の道門増上慢を意味する。

勧持品では「悪世の中の比丘は、邪智にして心諂曲に、末だ得ざるを為れ得たると謂い、我慢の心充満せん」と解き明かしている。


弘法

弘法大師(空海)。中国より真言密教をもたらした、日本の真言宗の開祖。


日蓮大聖人は立宗当初は、法然の念仏を人々を自殺に誘導する教えとして「念仏無間」と厳しく批判したが、佐渡流罪以降の後半生では、真言は亡国の教えであるとして、弘法大師が立宗した真言宗を徹底的に破折した。


日蓮大聖人は佐渡流罪中に「真言七重難」とする真言破折の書【真言見聞】を著されておられる。


[真言七重難]

 真言は法華経より外に大日如来の所説なり云云、若し爾れば大日の出世成道・説法利生は釈尊より前か後か如何、対機説法の仏は八相作仏す父母は誰れぞ名字は如何に娑婆世界の仏と云はば世に二仏無く国に二主無きは聖教の通判なり、涅槃経の三十五の巻を見る可きなり、若し他土の仏なりと云はば何ぞ我が主師親の釈尊を蔑にして他方・疎縁の仏を崇むるや不忠なり不孝なり逆路伽耶陀なり、若し一体と云はば何ぞ別仏と云うや若し別仏ならば何ぞ我が重恩の仏を捨つるや、唐尭は老い衰へたる母を敬ひ虞舜は頑なる父を崇む 是一


 六波羅蜜経に云く「所謂過去無量恒伽沙の諸仏世尊の所説の正法・我今亦当に是の如き説を作すべし所謂八万四千の諸の妙法蘊なり○而も阿難陀等の諸大弟子をして一たび耳に聞いて皆悉く憶持せしむ」云云、此の中の陀羅尼蔵を弘法我が真言と云える若し爾れば此の陀羅尼蔵は釈迦の説に非ざるか此の説に違す 是二


 凡そ法華経は無量千万億の已説・今説・当説に最も第一なり、諸仏の所説・菩薩の所説・声聞の所説に此の経第一なり諸仏の中に大日漏る可きや。、法華経は正直無上道の説・大日等の諸仏長舌を梵天に付けて真実と示し給う。 是三


 威儀形色経に「身相黄金色にして常に満月輪に遊び定慧智拳の印法華経を証誠す」と、又五仏章の仏も法華経第一と見えたり 是四


「要を以て之を云わば如来の一切所有の法乃至皆此の経に於て宣示顕説す」云云、此等の経文は釈迦所説の諸経の中に第一なるのみに非ず三世の諸仏の所説の中に第一なり此の外・一仏二仏の所説の経の中に法華経に勝れたる経有りと云はば用ゆ可からず法華経は三世不壊の経なる故なり 是五


又大日経等の諸経の中に法華経に勝るる経文之無し 是六


 釈尊御入滅より已後天竺の論師二十四人の付法蔵・其の外大権の垂迹・震旦の人師・南三北七の十師・三論法相の先師の中に天台宗より外に十界互具・百界千如・一念三千と談ずる人之無し、若し一念三千を立てざれば性悪の義之無し性悪の義無くば仏菩薩の普現色身・真言両界の漫荼羅・五百七百の諸尊は本無今有の外道の法に同ぜんか、若し十界互具・百界千如を立てば本経何れの経にか十界皆成の旨之を説けるや、天台円宗見聞の後・邪智荘厳の為に盗み取れる法門なり、才芸を誦し浮言を吐くには依る可からず正しき経文・金言を尋ぬ可きなり 是七



【御義口伝 上】要点解説(103)に続く




by johsei1129 | 2018-07-22 21:16 | 御義口伝 | Comments(0)
2018年 07月 21日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(101)

【勧持品十三箇の大事】


第七 有諸無智人の事 (注)

御義口伝に云く、一文不通の大俗なり、悪口罵詈等分明なり。

日本国の俗を諸と云うなり。



(注)

有諸無智人

この偈は妙法蓮華経 勧持品の下記の偈に説かれている。

[原文]

唯願不為慮 於仏滅度後 恐怖悪世中 我等当広説

有諸無智人 悪口罵詈等 及加刀杖者 我等皆当忍

悪世中比丘 邪智心諂曲 未得謂為得 我慢心充満

或有阿練若 納衣在空閑 自謂行真道 軽賎人間者

[和訳]

唯、願くば慮(うらおもい)を為さざれ。仏滅度の後に於いて、恐怖の悪世の中で、我等当に広く説くべし。

諸の無智の人、法華経を説く人に悪口、罵詈等、及び刀杖を加える事有とも、我等は皆、当に忍ぶべし。
悪世の中の比丘は、邪智にして心、諂曲にして、未だ得ざるともこれを得たりと謂い、我慢の心充満せり。

或は阿練若(注)に有りて、納衣にて空閑に在りて、自から真の道を行ぜりと謂い、人間を軽賎せし者あるらん。


阿練若
人里離れた静かな場所


上記の文文は、末法に法華経を弘教する法華経の行者を迫害する「俗衆増上慢・道門増上慢・僭聖増上慢」の三類の強敵を示している。

諸の無智の人は俗衆増上慢。

悪世の中の比丘は道門増上慢。
自から真の道を行ぜりと謂い人間を軽賎せし者は、僭聖増上慢をそれぞれ意味している。


日蓮大聖人は、松葉ヶ谷の法難、伊豆流罪、小松原の法難、龍の口の法難、佐渡流罪の5つの法難で、勧持品に予言されている三類の強敵からの迫害を全て受け、末法の本仏としての振る舞いを示した。

この事について日蓮大聖人は佐渡で書かれた【開目抄】

『而るに法華経の第五の巻(※)、勧持品の二十行の偈は日蓮だにも此の国に生れずば、ほとをど世尊は大妄語の人、八十万億那由佗の菩薩は提婆が虚誑罪にも堕ちぬべし』と断じておられます。

(※)第五の巻
妙法蓮華経二十八品は次の八つの巻物として普及及び所持された。
巻第一 序品第一・方便品第二
巻第二 譬喩品第三・信解品第四
巻第三 薬草喩品第五・授記品第六・化城諭品第七
巻第四 五百弟子受記品第八・授学無学人記品第九・法師品第十・見宝塔品第十一
巻第五 提婆達多品第十二・勧持品第十三・安楽行品第十四・従地涌出品第十五
巻第六 如来寿量品第十六・分別功徳品第十七・随喜功徳品第十八・法師功徳品第十九
巻第七 常不軽菩薩品第二十・如来神力品第二十一・属累品第二十二・薬王菩薩本事品第二十三・妙音菩薩品第二十四
巻第八 観世音菩薩普門品第二十五・陀羅尼品第二十六・妙荘厳王本事品第二十七・普賢菩薩勧発本第二十八


【御義口伝 上】要点解説(102)に続く



by johsei1129 | 2018-07-21 19:22 | 御義口伝 | Comments(0)
2018年 07月 18日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(100)

【勧持品十三箇の大事】

第六 如法修行の事


御義口伝に云く、如法修行の人とは天台、妙楽、伝教等(注)なり。

今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉るは、如法修行なり云云。



法華経勧持品では「此の経を書写・受持・読誦し、其の義を解説し、法の如く修行し、正しく憶念せしめん」と説かれているが、日蓮大聖人は末法の修行は、法華経二十八品を一幅の曼荼羅に図現した十界曼荼羅のご本尊に向かいて「南無妙法蓮華経」を唱えることが仏になる唯一の行であると解き明かした。



(注)

天台、妙楽、伝教

天台大師は中国隋の時代の僧。天台宗の実質的開祖

妙法蓮華経の釈である『法華文句・法華玄義・摩訶止観』説き、一瞬の生命に地獄界から仏界まで十界が備わり、その十界は互いに具しているとする十界互具論を展開した。

妙楽大師は天台宗の第六祖、天台大師の「法華三部作」の解釈本「止観輔行伝弘決、法華玄義釈籤、法華文句記」を書き、十界互具論を発展させ「一念三千論」を体系化した。

伝教大師(最長)は日本の天台宗の開祖。没後7日目に嵯峨天皇より大乗戒壇設立が許可される。



【御義口伝 上】要点解説(101)に続く




by johsei1129 | 2018-07-18 21:24 | 御義口伝 | Comments(0)
2018年 07月 15日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(99)

【勧持品十三箇の大事】

第五 作師子吼の事 (注)


御義口伝に云く、師子吼とは仏の説なり、説法とは法華、別しては南無妙法蓮華経なり。

師とは師匠、授くる所の妙法。子とは弟子、受くる所の妙法。

吼とは師弟共に唱うる所の音声なり、作とはおこすと読むなり、


末法にして南無妙法蓮華経を作すなり。




(注)

作師子吼の事 
妙法蓮華経 勧持品第十三の下記の偈にある。


[原文]
時諸菩薩。敬順仏意。并欲自満 本願。
便於仏前。作師子吼。而発誓言。世尊。
我等於如来滅後。周旋往返。十方世界。能令衆生。
書写此経。受持読誦。解説其義。如法修行。
正憶念。皆是仏之威力。

[和訳]
時に諸菩薩は仏意に敬順し、ならんで自から本願を満たさんと欲し、
仏前に於いて、師子吼を作し、而して誓言を発せり。世尊(釈尊)よ、

我等は如来の滅後に於いて、周く旋り往返し、十方世界の衆生を、
此経(法華経)を書写し、受持・読誦し、其の義を解説し、法の如く能く修行し、
正しく憶念令(せし)めん。是れ皆、仏の威力ならん。



【御義口伝 上】要点解説(100)に続く




by johsei1129 | 2018-07-15 21:57 | 御義口伝 | Comments(0)