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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 06月 06日 ( 1 )


2018年 06月 06日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(72)

【宝塔品二十箇の大事】


 第六 国名宝浄 彼中有仏 号曰多宝の事


  御義口伝に云く、宝浄世界とは我等が母の胎内なり(注)。

 有仏とは諸法実相の仏なり、爰を以て多宝仏と云うなり。


 胎内とは煩悩を云うなり。煩悩の淤泥の中に真如の仏あり、我等衆生の事なり。

今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉るを当体蓮華の仏と云うなり云云。



(注)

宝浄世界とは我等が母の胎内なり

日蓮大聖人は御義口伝【二十八品は悉く南無妙法蓮華経の事】一宝塔品 で、宝塔とは母の胎内」であることについて次のように説かれておられます。

「御義口伝に云く、此の宝塔は宝浄世界より涌現するなり。

其の宝浄世界の仏とは事相の義をば且らく之を置く、証道観心の時は母の胎内是なり。

 故に父母は、宝塔造作の番匠なり

 
宝塔とは我等が五輪・五大(注)なり。故に詑胎の胎を宝浄世界と云う。故に出胎する処を涌現と云うなり。

 凡そ衆生の涌現は、地輪より出現するなり。故に従地涌出と云うなり。

 妙法の宝浄世界なれば、十界の衆生の胎内は皆是れ宝浄世界なり」と。


(注)
五輪=五大
三千大世界(宇宙)を構成する、地・水・火・風・空の五つの要素。

日蓮大聖人は五大について【三世諸仏総勘文教相廃立】で次の様に解き明かされておられます。
『釈迦如来・五百塵点劫の当初・凡夫にて御坐せし時、我が身は地水火風空なりと知しめして即座に悟を開き給いき。

 後に化他の為に世世・番番に出世・成道し、在在・処処に八相作仏し王宮に誕生し樹下に成道して、始めて仏に成る様を衆生に見知らしめ、四十余年に方便教を儲け衆生を誘引す。 
 其の後方便の諸の経教を捨てて正直の妙法蓮華経の五智の如来の種子の理を説き顕して、其の中に四十二年の方便の諸経を丸かし納れて一仏乗と丸し、人一の法と名く一人が上の法なり。

 多人の綺えざる正しき文書を造つて慥かな御判の印あり、三世諸仏の手継ぎの文書を釈迦仏より相伝せられし時に、三千三百万億那由佗の国土の上の虚空の中に満ち塞がれる若干の菩薩達の頂を摩で尽して時を指して、
 末法近来の我等衆生の為に慥かに此の由を説き聞かせて仏の譲状を以て末代の衆生に慥かに授与す可しと慇懃に三度まで同じ御語に説き給いしかば、若干の菩薩達・各数を尽して身を曲げ頭を低れ、三度まで同じ言に各我も劣らじと事請を申し給いしかば、仏、心安く思食して本覚の都に還えり給う。 
 三世の諸仏の説法の儀式・作法には、只同じ御言に時を指したる末代の譲状なれば、只一向に後五百歳を指して此の妙法蓮華経を以て成仏す可き時なりと、譲状の面に載せられたる手継ぎ証文なり』と。




【御義口伝 上】要点解説(73)に続く







by johsei1129 | 2018-06-06 21:13 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)