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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 06月 01日 ( 1 )


2018年 06月 01日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(67)

宝塔品二十箇の大事】
 第一 宝塔の事  


文句
(注)の八に云く、前仏已に居し、今仏並に座す、当仏も亦然なりと。


御義口伝に云く、宝とは五陰(注)なり、塔とは和合なり、五陰和合を以て宝塔と云うなり。

 此の五陰和合とは、妙法の五字(妙法蓮華経)なりと見る、是を見とは云うなり。

 今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は見宝塔なり(注)。



(注)

文句 (法華文句) 

天台大師が講説し、弟子の章安大師が筆録した法華三部作(法華文句・法華玄義・摩訶止観)の一つ。


五陰

生命を構成する五つの要素(色・受・想・行・識)

法華経では、全ての衆生に仏の命、つまり仏界があると説き、方便品第二では、仏は衆生に此の仏界を開き、示し、悟らせ、仏道に入らしめる(開示悟入)を説くために、この世に出現したとする「一大事因縁」を解き明かしている。

この仏界は有情非情に渡り究極的に等しいが、五陰は過去世の善行・悪行の報いとして、人それぞれ異なることに為り、いわゆる個性を形作ることになる。

南無妙法蓮華経と唱え奉る者は見宝塔なり
 日蓮大聖人は妙法蓮華経・宝塔品第十一で、地より湧き出る宝塔について「阿仏房御書」で次のように解き明かしておられます。

末法に入つて法華経を持つ男女のすがたより外には宝塔なきなり。若し然れば、貴賤上下をえらばず南無妙法蓮華経ととなうるものは、我が身宝塔にして我が身又多宝如来なり、妙法蓮華経より外に宝塔なきなり。法華経の題目宝塔なり、宝塔又南無妙法蓮華経なり。
 今、阿仏上人の一身は地水火風空の五大なり、此の五大は題目の五字なり。然れば阿仏房さながら宝塔、宝塔さながら阿仏房、此れより外の才覚無益なり。聞・信・戒・定・進・捨・慚の七宝を以てかざりたる宝塔なり。多宝如来の宝塔を供養し給うかとおもへばさにては候はず、我が身を供養し給う。我が身又三身即一の本覚の如来なり。

 かく信じ給いて南無妙法蓮華経と唱え給へ。ここさながら宝塔の住処なり。経に云く「法華経を説くこと有らん処は、我が此の宝塔其の前に涌現す」とはこれなり』と。


【御義口伝 上】要点解説(68)に続く。





by johsei1129 | 2018-06-01 18:13 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)