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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 01月 20日 ( 1 )


2018年 01月 20日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(23)

【譬喩品九箇の大事】

第八 唯有一門の事
(注)


 文句の五に云く、唯有一門とは、上の以種種法門宣示於仏道に譬う。
門に又二あり、宅門と車門となり。宅とは生死なり、門とは出ずる要路なり、此は方便教の詮なり。車とは大乗の法なり、門とは円教の詮なり、と。

 御義口伝に云く、一門とは法華経の信心なり、車とは法華経なり、牛とは南無妙法蓮華経なり、宅とは煩悩なり。
自身法性の大地を、生死生死と転(め)ぐり行くなり云云。



唯有一門の事

この抄では法華七喩の一つ「三車火宅(さんしゃかたく」について説いている。
「三車火宅」の物語は次のようになる。
『長者の古くて大きな屋敷が火事になった。中にいた子供たちは遊びに夢中で、長者が「火事だから直ぐに外に出なさい」と言っても遊びをやめようとしない。
そこで長者は子供たちが前から欲しがっていた「羊車・鹿車・牛車を門の外を置いたから欲しい車をあげる」と言って子供を外に導き、子供は火事から逃れる。
その後子供は長者に「約束してた羊車・鹿車・牛車をください」と言うと、長者は、さらに立派な大白牛車を与えた。

この物語の長者は仏で、火宅は苦しみの多い三界(娑婆世界)、子供たちは三界で迷える衆生で、羊車・鹿車・牛車の三車は、声聞・縁覚・菩薩(三乗)に説いた、法華経以前に説いた爾前(にぜん)・権大乗経を意味している。そして最後に、大白牛車である仏になるための一乗の教え、つまり法華経を与えることを譬えている。


【御義口伝 上】要点解説(24)に続く




by johsei1129 | 2018-01-20 22:39 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)