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日蓮大聖人『御書』解説

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2015年 12月 02日 ( 3 )


2015年 12月 02日

撰時抄愚記 下二三 

十三日

  第三十三段 日本第一の大人(だいにん)


一 問うて云く第二の文永八年等。

 此の下は三に(かん)(もん)云云。「大集経」とは大集(だいしゅう)月蔵(がつぞう)(きょう)第八・十。

一 いたひとかゆきと申すは是れなり文。

 かけば痛し、かかねば(かゆ)し。全く()如く、兼知符合(ふごう)すれば其の国亡びなんとす。()し符合せざれば法華経の行者なること顕れず。故に(しか)云うなり。

一 提婆(だいば)虚誑(こおう)(ざい)文。

 ()一中十七、止私の一本三十八、法蓮抄十五・二。

一 瞿伽(くぎゃ)()大妄語(だいもうご)文。

  大論の十三・十七、増一阿含(あごん)十二巻五紙。註の所引の如し。

一 声をあげて申せしかば等文。

  蓮祖、日月(にちがつ)等を()め、国に(しるし)を顕したもう事は、是れ大慈大悲の至りなり。(つぶさ)王舎城抄、三十四巻終の如し云云。

一 されば国土いたくみだ()れば等

  是れ(えん)()第一の聖人を明かす中の第三の結文なり。

一 当世には日本第一の大人(だいにん)なり

  「大人」とは大聖人と云う事なり。故に開目抄上十一に(いわ)く「仏世尊は実語の人なり故に聖人・大人と号す、乃至此等の人人に(すぐ)れて第一なる故に世尊をば大人とは・申すぞかし」文。(これ)を思い合わすべし云云。


                  つづく
撰時抄愚記下 目次



by johsei1129 | 2015-12-02 21:03 | 日寛上人 御書文段 | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 02日

夫れ水は寒積れば氷と為る、雪は年累つて水精と為る、悪積れば地獄となる、善積れば仏となる、女人は嫉妬かさなれば毒蛇となる、と説いた【南条殿女房御返事】

【南条殿女房御返事】
■出筆時期:弘安元年(1278) 五月二十四日 五十七歳御作。
■出筆場所:鎌倉 草庵にて。
■出筆の経緯:本抄は南条時光の妻が米2俵を御供養なされたことへの返書となっております。文末で「御所労の人の臨終正念・霊山浄土疑なかるべし」と記されておられるのは、本抄を記された前月の四月一日に時光に宛てられた消息『上野殿御返事』に記されている、時光の姪(姉の子で石河の兵衛入道殿のひめ御前)が大病のため南妙法蓮華経を唱えながら亡くなられた事と示していると思われます。
この時光の姪は、自身の病状が急変し、まもなくこの世を去るであろうことを大聖人に手紙で伝えておられます。そのことについて大聖人は「臨終に南無妙法蓮華経と唱えさせ給いける事は、一眼のかめの浮木の穴に入り、天より下(くだす)いとの大地のはりの穴に入るがごとし」と、ひめ御前の法華経信仰への強い思いを称えられておられ、本消息でも「霊山浄土疑なかるべし・疑なかるべし」と示され、改めて姪を失った悲しみに浸っているであろう時光及び女房を励まされておられます。
■ご真筆:現存しておりません。古写本:日興上人筆(富士大石寺蔵)。

[南条殿女房御返事 本文]

八木(米)二俵送り給び候い畢んぬ、度度の御志申し尽し難く候。

夫れ水は寒積れば氷と為る・雪は年累つて水精と為る・悪積れば地獄となる・善積れば仏となる・女人は嫉妬かさなれば毒蛇となる。
法華経供養の功徳かさならば・あに竜女があとを・つがざらん、山といひ・河といひ・馬といひ・下人といひ・かたがた・かんなんのところに・度度の御志申すばかりなし。
御所労の人の臨終正念・霊山浄土疑なかるべし・疑なかるべし。

五月二十四日         日 蓮 花押
御返事





by johsei1129 | 2015-12-02 21:01 | 南条時光(上野殿) | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 02日

某信徒が大聖人に安房国で「ねずみいるか」が捕れたことを報告した事を記された貴重な書【鼠いるか事】

【鼠いるか事】
■出筆時期:建治三年(1277) 五十六歳御作。
■出筆場所:鎌倉 草庵にて。
■出筆の経緯:本書は某信徒から「安房国で十尋(約36M)程の鼠入鹿(ねずみいるか)が捕れ、鎌倉に送られ家々で油をしぼったが、その匂いはとても臭かった」と伝えられたことを記され、それへの返書となっております。
この事は、身延に住む大聖人に各地の信徒が、日頃世間の出来事を逐次伝えていたことを示しており、大聖人は身延にいながら鎌倉を中心とする当時の世情を十分把握していたと思われます。
■ご真筆:京都市立本寺所蔵。
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[真筆本文:下記緑字箇所]

[鼠いるか事 本文]

前の御文御返事申し候ひしか。
鵞目一結ひ、三年の古酒一筒給び了んぬ。

御文に云はく、安房国にねずみいるかとかや申し候大魚或は十七・八尋或は二十尋云云、乃至彼の大魚を鎌倉に、乃至家々にあぶらにしぼり候香たえ候べきやう候はず、くさく等云云。

扶桑記に云く「出羽国に四月八日河水泥水にして死魚浮かび、山擁塞して流れず。
両の大蛇有り長さ各十丈許り、相連なり流出して海江に入る。小蛇の随ふは其の数を知らず。

河に依って苗稼流れ損ずるもの多し。或は濁水に没し、草木死朽(しきゅう)して而も生せず〇但弘仁年中〇乃至兵役之を火く。

又塚墓骸骨其の山水を汚す」等云云。此の外内典に伝ふるに臭気に依って悪鬼国に入って聚まる。

(これ以降の文は残されておりません)





by johsei1129 | 2015-12-02 19:37 | 弟子・信徒その他への消息 | Trackback | Comments(0)