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日蓮大聖人『御書』解説

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2015年 02月 04日 ( 2 )


2015年 02月 04日

当家は衣・袈裟・数珠を三衣と名づく 【当家三衣抄】十一


問う、当流に七条・九条を許さず、(すで)に三衣を欠く、(いずくん)ぞ其の可なることを知らんや。

答う、当家の(こころ)三衣を欠くに非ず、但上古の三衣に異なるのみ。謂わく、衣・袈裟・数珠(じゅず)、是れを三衣と名づく。

数珠(なん)ぞ衣と名づくるや。謂わく、初めの二に相従うが故なり、或は法性(ほっしょう)(たま)百八煩悩を隠蓋(おんがい)する故に衣と名づくるなり。(びゃっ)虎通(こつう)に云わく「衣は(おん)なり、文子(ぶんし)の云わく、衣は以て形を(おお)うに足れり」云云。

問う、当流の薄墨(うすずみ)は三種の中には是れ(いず)れの色に属するや。

答う、此れは是れ(けん)()分明に(でい)(しき)なり、諸文に(しょう)(こく)(もく)(らん)と云うと雖も是れ北方の黒色に非ず、只黒泥を以て之を(くり)()めにするなり、故に註に緇泥涅(しでいねつ)と云うなり。是の故に十誦(じゅうじゅ)には青泥棧(しょうでいさん)と名づけ、補註(ふちゅう)十四には青泥・木蘭と云うなり、黒の名同じきを以て当世他家の黒衣に(らん)ずること勿れ云云。

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           白袈裟を着る三つの所以 につづく



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by johsei1129 | 2015-02-04 22:18 | 日寛上人 六巻抄 | Trackback | Comments(0)
2015年 02月 04日

伝教大師の紫衣を説く 【当家三衣抄】十


問う、扶桑記(ふそうき)に云わく「伝教大師自ら法華を講ず、八幡大菩薩()ずから紫の袈裟を供養す」云云。八幡大菩薩(あに)非法の法衣を供養す可けんや。

答う、神明の内証は(ぼん)の測る所に非ず、(あるい)は恐らくは応に是れ随方の護法なるべきか。五分律に云わく「是れ我が語なりと雖も余方に(おい)て清浄ならずんば行ぜざるも(とがか)無し、我が語ならずと雖も余方に於て清浄ならば行ぜざることを得ず」云云。此の方の風俗専ら紫衣を(とうと)ぶ、故に其の尚ぶ所に随って之を供養するか。是れ一向格別の事なり、(なん)ぞ彼を引いて此れに例す可けんや。



             当家は衣・袈裟・数珠を三衣と名づく  につづく



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by johsei1129 | 2015-02-04 21:39 | 日寛上人 六巻抄 | Trackback | Comments(0)