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日蓮大聖人『御書』解説

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2014年 11月 13日 ( 1 )


2014年 11月 13日

日蓮大聖人の三大秘法を説き明かす【文底秘沈抄第二】


 文底秘沈抄第二


 仏は法華を以て本懐と()すなり、世人は(ただ)本懐たることを知って未だ本懐たる所以(ゆえん)を知らず。然らば本懐たる所以(まさ)に之を聞くことを()べけんや。()わく、文底に三大秘法を秘沈する故なり。何を以て識ることを得んや、一大事の(もん)

一は謂わく、本門の本尊なり。是れ(すなわ)一閻浮提(いちえんぶだい)第一の故なり、又閻浮提の中に二無く(また)三無し、是の故に一と言うなり。
 大は謂わく、本門の戒壇なり。旧より(すぐ)るるなりと訓ず、権迹の諸戒に勝るるが故なり、又最勝の地を(たず)ねて建立するが故なり。
 事は謂わく、本門の題目なり。理に(あら)ざるを事と曰う、是れ天台の理行に非ざる故なり、又事を事に行ずるが故に事と言うなり、並びに両意を存す、(すなわ)ち是れ待絶(たいぜつ)なり、於戯(ああ)天晴れぬれば地明きらかなり、我が祖の本懐(たなごころ)に在らんのみ。


  文底秘沈抄

                         日寛謹んで記す


 法華取要抄に云く「問うて曰わく、如来滅後二千余年に竜樹・天親・天台・伝教の残したまえる所の秘法何物(なにもの)ぞや。答えて云く、本門の本尊と戒壇と題目の五字となり」云云。
 問う、此の文の意如何(いかん)
 答う、此れは是れ文底秘沈の大事、正像(しょうぞう)未弘(みぐ)の秘法、蓮祖出世の本懐、末法下種の正体にして宗門の奥義此れに過ぎたるは()し。故に前代の諸師(なお)(あら)わに之を()べず、況や末学の短才何ぞ(たやす)く之を()せん。然りと雖も今(こう)()(のぞ)んで(つい)()むことを()ず、(ほぼ)大旨(たいし)()って以て之を示さん。初めに本門の本尊を釈し、次に本門の戒壇を釈し、三に本門の題目を明かさん。

注釈
〇待絶とは、諸法の相待差別の相を絶する事


                      本門の本尊を説き明かす一 につづく

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by johsei1129 | 2014-11-13 21:40 | 日寛上人 六巻抄 | Trackback | Comments(0)