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2025年 06月 06日
四、 御書を正確に伝えない宗門。
本年の夏期講習会[第三期三時限「折伏の功徳と登山の喜び」]において次の内容の講義がございました。 日妙尼の佐渡見参時に、日蓮大聖人が一谷入道に口添なされ、日妙尼の鎌倉に帰る旅費を工面してもらいその際、見返りとして入道の母に法華経を与えると約束したと講義がなされておりました。しかしこの講義は正確ではありません。 上記の逸話について日蓮大聖人は「一谷女房御書」に詳しく認められておられます。曰く「旁入道の法華経の縁はなかりけり、約束申しける我が心も不思議なり、又我とは・すすまざりしを鎌倉の尼の還りの用途に歎きし故に口入有りし事なげかし。本銭に利分を添えて返さんとすれば又弟子が云く御約束違ひなんど申す、旁進退極りて候へども人の思わん様は狂惑の様なるべし、力及ばずして法華経を一部十巻・渡し奉る。入道よりもうば(姥)にてありし者は内内心よせなりしかば是を持ち給へ」 日蓮大聖人は一谷入道に法華経を渡すと約束しておられます。しかしいまだに念仏を信仰している一谷入道に法華経を渡すわけにはいかない。そこで「本銭に利分を添えて返さん」としたが又弟子が云く御約束違ひなんど申す、そこで入道よりも姥にてありし者は内内(法華経に)心よせなりしかば是を持ち給へ」と結んでおられます。 ここで示された弟子とは佐渡にて常随給仕なされていた日興上人と推知されますが、この逸話は養母マハーパジャーパティの出家を許さなかった釈尊が弟子の阿難から「人は誰でも八正道を修行すれば悟りを得られるのですね。マハーパジャーパティはあなたにとって大変恩ある方です。是非出家を許されてください」懇願され、釈迦は阿難の熱意に打たれマハーパジャーパティの出家を許した」という仏伝を彷彿させます。 弟子の言と言えど道理に叶っていればそれを受け入れる。私はこれこそまさに仏の「働かさず、繕わず、本の儘」の撫作の三身の慈悲の振る舞いであると感じ入りました。何故宗門は御書に認められた事実をそのまま伝えようとしないのでしょうか。この事はほんの一事にすぎませんが一事は万事に波及します。日蓮大聖人の御内証は私のような凡夫には容易に理解することは困難です。だからこそ宗門は御書の一字一句違えることなく正確に信徒に講義しなければなりません。末法の本仏が認められた御書を歪めて総本山に見参した何千人もの信徒講義することは最大の謗法です。直ちに訂正して信徒に正しく伝え直すべきです。
五、国家諌暁をなされない近年の日蓮正宗・宗門。
日胤上人による御申状(文久三年十一月二十四日)以降、宗門御法主上人による国家権力に対する諌暁は途絶えておられます。
歴代宗門御法主上人による国家諌暁の事例 [日興上人以降の国家諌暁] 日目上人御申状(元弘三年十一月) 近年の日蓮正宗宗門は御会式で大聖人始め日興上人、日目上人等歴代貫首の申状を捧読することが国家諌暁だと勘違いなされておられないでしょうか。 太平洋戦争の時には寧ろ法華講員により国家への働きかけ及び反駁がなされております。 法華講弾正会の藤本蓮城氏は昭和十八年六月十六日、昭和天皇に日蓮正宗への帰依を訴え不敬罪で逮捕され翌年一月十日収監先の長野刑務所で死去されます。 また昭和十八年七月六日、創価教育学会の牧口常三郎氏、戸田城聖氏ら幹部二十一名は伊勢神宮の神札を祭ることを拒否、治安維持法違反並びに不敬罪の容疑で逮捕され、牧口氏は翌年十一月十八日、巣鴨拘置所内の病監で死去されます。この間宗門は昭和十八年六月二十三日、牧口氏に神札を受け取るよう指導、拒否する創価教育学会の幹部に対し登山停止の処分を下しました。 弘安の役では蒙古による当時の世界史上最大規模の艦隊が日本に襲来しますが、最後は台風でその艦船が壊滅的打撃をうけ蒙古軍は撤退し鎌倉幕府の勝利となりました。 この要因の一つは「聖人が所を辞さなかった」こと。つまり日蓮大聖人が厳然と日本に存在した事と、もう一つは当時の日本の国主執権北条時宗が日蓮大聖人の佐渡流罪を赦免し、佐渡から鎌倉の帰路は幕府から派遣された武士により保護され、客人として鎌倉に迎え入れることで事実上日蓮大聖人の法門を容認したことがあげられます。幕府が一度佐渡流罪に書した罪人を赦免した例は日蓮大聖人に以外存在せず、あの順徳天皇も佐渡から京に戻ることは叶わず佐渡で生涯を終えています。 現在日本国の政権は靖国神社に心酔する安倍総理、自民党及び日蓮正宗に反目する謗法集団創価学会と一体である公明党が支配しております。 何故この大謗法政権に対し現在の宗門は「国家諌暁」をなされないのでしょうか。 現在の日本に聖人はおられないのでしょうか。 近年日本は大地震が連続的に勃発しております。 平成七年一月十七日 阪神淡路大震災 平成二十三年三月十一日 東日本大震災 平成二十八年四月十四日 熊本地震 また中国による尖閣諸島への領海侵犯、北朝鮮による日本の排他的経済水域へのミサイル着弾が多発するなど、このまま現政権に対し「国家諌暁」をなされないのならば「他国侵逼難」「自界叛逆難」の恐れが現実のものとなります。 日蓮正宗宗門は大聖人が御遷化の間際、池上邸にて最後に「立正安国論」の講義を弟子信徒一同になされた意味を思い起こされ、敢然と「国家諌暁」をなさるべきです。
六、 出家とは名ばかりの俗の入道に過ぎない日蓮正宗のご僧侶。
【最蓮房御返事(祈祷経送状)】に曰く 一、御状に十七出家の後は妻子を帯せず肉を食せず等云云。権教を信ぜし大謗法の時の事は何なる持戒の行人と申し候とも、法華経に背く謗法罪の故に正法の破戒の大俗よりも百千万倍劣り候なり。彼の謗法の比丘は持戒なりと雖も無間に堕す。正法の大俗は破戒なりと雖も成仏疑ひ無き故なり。但今の御身は念仏等の権教を捨て正法に帰し給ふ故に誠に持戒の中の清浄の聖人なり。尤も比丘と成りては権宗の人すら尚然るべし。況んや正法の行人をや。仮使権宗の時の妻子なりとも、かゝる大難に遇はん時は、振り捨てゝ正法を弘通すべきの処に、地体よりの聖人尤も吉し尤も吉し。相構へ相構へ向後も夫妻等の寄り来とも遠離して一身に障礙無く、国中の謗法をせめて釈尊の化儀を資け奉るべき者なり。 猶々向後は此の一巻の書を誦して仏天に祈誓し御弘通有るべく候。但し此の書は弘通の志有らん人に取りての事なり。此の経の行者なればとて器用に能はざる者には左右無く之を授与すべからず候か。穴賢穴賢。恐々謹言。
上記の御文の通り、「御状に十七出家の後は妻子を帯せず肉を食せず等」の最蓮房を大聖人は「持戒の中の清浄の聖人なり」と称えられておられます。 現在、宗門ご僧侶の大半は妻子を帯しており、実態は大聖人御在世当時の信徒富木常忍同様の俗信徒で得道した、謂わば入道であります。本来入道の身分では俗信徒の供養を受けることはできません。 明治五年に発令された肉食妻帯に関する太政官布告を、謗法他宗派と同様に宗門が許容し妻帯の戒を破ったとするならば、日蓮大聖人御在世当時の弟子達と全く異なる存在になったということを意味します。 最蓮房御返事(祈祷経送状)の全文を現在の法華講信徒に講義できない宗門のご僧侶方は、直ちに入道と名乗るべきです。
by johsei1129
| 2025-06-06 10:43
| 日蓮正宗 宗門史
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