その五
三教
仏教・道教・儒教を示す。
儒教(じゅきょう)は、孔子を始祖とする思考・信仰の体系。
紀元前の中国に興り、東アジア各国で二千年年以上に亘り強い影響力を持つ。その学問的側面から儒学、思想的側面からは名教・礼教(中国語版)ともいう。大成者の孔子から、孔教・孔子教とも呼ぶ。中国では、哲学・思想としては儒家思想という。
四教、
釈尊の一代の教えをその内容によって四種(蔵教・通教・別教・円教)に分類した天台の教判。
蔵教 生死・因果のみを説く。
通教 大乗の初門となる教え
別教 通教でも円教でもない教え
円教 円融の三諦を説く
五時
五時とは、釈尊一代の聖教、すなわち三十歳成道から八十歳入滅の八十年間の説法の次第を示す。
華厳時二十一日間、
阿含時十二年間
方等時十六年間
般若時十四年間
法華・涅槃時八年間
その一、要点解説に続く