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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 07月 21日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(144)

【二十八品に一文充の大事 】

普門品(注)


慈眼視衆生 福聚海無量(注)

此の文は法界の依正、妙法なる故に平等一子の慈悲なり。

依正福智共に無量なり。所謂、南無妙法蓮華経、福智の二法なり云云。




普門品
観世音菩薩普門品第二十五は、法華経以前に説かれた般若心経にも登場する観世音菩薩について記されています。
本品の冒頭で次のように記され、衆生が苦難に遭遇したときに「観世音菩薩」の名号を唱えると、その苦難を逃れる事ができると説かれている。
『仏告無尽意菩薩 善男子 若有無量 百千万億衆生 受諸苦悩 聞是観世音菩薩 一心称名 観世音菩薩 即時観其音声 皆得解脱 』
これは釈迦滅後、法華経の教えを守る仏教徒により口伝で伝えられてきた法華経が、1-2世紀頃に教典化されるとき、余りにも法華経が難信難解なことから、一般の仏教徒に法華経の有難味を感じさせるために付け加えられた経文であると強く推察されます。

日蓮大聖人は普門品の偈を借りて、法華経の名号である「南無妙法蓮華経」を唱える事の慈悲、福徳について「法界の依正、妙法なる故に平等一子の慈悲なり。依正福智共に無量なり。南無妙法蓮華経、福智の二法なり」と断じられておられます。


慈眼視衆生 福聚海無量
観世音菩薩普門品第二十五の最終段にある偈となります。
[原文]
念念勿生疑 観世音浄聖 於苦悩死厄 能為作依怙
具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故応頂礼
[和訳]
念念に疑を生ずること勿かれ、観世音の浄聖は、苦悩と死厄に於て、能く為に依怙(たより)と作らん。
一切の功徳を具して、慈眼にて衆生を視せん。福の聚れり海は無量なり、是れ故に応に礼を頂くべけり。

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[中国北宋時代に作られた観音菩薩像]











by johsei1129 | 2019-07-21 23:18 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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