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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 06月 02日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(128)

【二十八品に一文充の大事 】

人記品

         題目
安住於仏  以求無上道(注)
        

此の文は、本来相即の三身の妙理を初めて覚知するを、以求無上道とは云うなり。
所謂南無妙法蓮華経なり。


人記品 
授学無学人記品第九では、十大弟子の一人で、27歳から釈迦の従者(秘書官)し、釈迦の説法を常に傍で聞いていたので『多聞第一』と謳われた阿難が「山海慧自在通王如来」の記別を受ける。また釈迦が釈迦族の太子の時の実子で十大弟子の一人、密行第一と称された羅睺羅(らごら)も「七宝華如来」の記別を受ける。
 さらに学無学二千の出家者が「宝相如来」の記別を受ける。尚、学無学とは、学人というのは「これから学ばばければばらない人、無学人とは学ぶべきことがない人」を意味している。
この「授学無学人記品第九品」で譬喩品の舎利弗の記別以降、釈迦の十大弟子の九人は記別を受けることになる。しかし十大弟子の残る一人、律第一と称えられ、釈迦滅後の仏典結集で律(戒律)の取りまとめの主体者であった優波離(ウパーリ)の記別は記されていない。また法華経序品に記されている霊鷲山の参列者にも優波離の名は記されていない。
 因みに法華経の開教である無量義経徳行品第一では参列者として十大弟子の一員として「持律優婆離」と明確に記されている。優波離は他の九人の弟子と異なり釈迦族の理髪師で身分が低かった。釈迦族の男子がまとまって出家したとき優波離も加わるが、身分の低い優波離が差別されないよう釈迦族の出家者等は優波離を釈迦族の最初の出家者とすることを釈迦に願い出、釈迦は許可し、優波離が釈迦族一番の兄弟子となる。それにもかかわらず、法華経で優波離の名が登場しないのは、口伝で伝えられた法華経を紀元前後に経典化するにあたり、当時のインドの状況ではまだまだ階級制度が色濃く残っており、最下層の優波離の名を登場させることを憚ったのではと強く推測される。

安住於仏道  以求無上道
授学無学人記品の下記の偈にある文文
[原文]
 我為太子時 羅睺為長子 我今成仏道 受法為法子
 於未来世中 見無量億仏 皆為其長子 一心求仏道
 羅?羅密行 唯我能知之 現為我長子 以示諸衆生
 無量億千万 功徳不可数 安住於仏法 以求無上道
[和訳]
 我が太子の時、羅睺は長子なり。我今、仏道を成ずるときも法を受けて法子に為れり。
 未来世の中に於いて、無量億の仏を見たてまつるに、皆、其の長子と為りて以って諸の衆生に示せり。
 無量億千万の功徳は数えべからざりて、仏の法に於て安住し、以って無上道を求むるなり。









by johsei1129 | 2019-06-02 23:09 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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