人気ブログランキング |

日蓮大聖人『御書』解説

nichirengs.exblog.jp
ブログトップ
2019年 06月 02日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(127)

【二十八品に一文充の大事 】

五百品(注) 

日本国の一切衆生なり 心法色法
貧人  見此珠  其心大歓喜(注) 
          

此の文は、始めて我心本来の仏なりと知るを、即ち大歓喜と名く。
所謂、南無妙法蓮華経は歓喜の中の大歓喜なり。




五百品
五百弟子品第八では、十大弟子の一人で、説法第一と称えられていた富楼那に「法明如来」の記別が与えられ、さらに最初の弟子、阿若憍陳如(あにゃ・きょうちんにょ)を代表とする五百の阿羅漢(注)に対し、共通の法号「普明如来」の記別が次々と与えられる。記別を受けた憍陳如は「衣裏繋珠(えりけいじゅ)(注)」の比喩を用いて釈迦にその喜びを伝える。


貧人  見此珠  其心大歓喜
五百弟子品にある下記の文にある偈き
[原文]
与珠之親友 後見此貧人 苦切責之已 示以所繋珠
貧人見此珠 其心大歓喜 富有諸財物 五欲而自恣
[和訳]
珠を与えし之の親友は、後に此の貧しき人を見て、苦切に之の人を責め已りて、繋し所の珠以って示せり
貧しき人は此の珠を見て 其の心大歓喜し、 富有なる諸の財物にて、五欲に而いて自から恣(ほしいままに)なせり


衣裏繋珠
法華七喩の一つで内容は下記の通りです。
「ある貧しい男が長者の親友を訪ね歓待を受けたが、酒に酔い眠ってしまう。親友は急な知らせで外出することになり、訪ねてきた友を起こそうとしたが起きない。そこで長者は友の衣服の裏に高価な宝珠を縫い込んで出かける。男はそのことに気づかず起きても友人がいないことから、また元の貧しい生活を過ごし流浪する。時を経て再び親友と出会い宝珠のことを聞かされ、ようやく宝珠を得ることができた。
この物語の長者の親友とは仏で、貧乏な男は声聞であり、二乗の教えで悟ったと満足している阿羅漢が再び仏に出会い、宝珠である一仏乗の教えをはじめて知り大歓喜した事を意味している。

阿羅漢
サンスクリット語: arhat(アルハット)の音訳。
原始仏教では、阿羅漢は修行者の最高位とし、衆生から供養を受けることができるとしたが、大乗仏教では声聞・縁覚を二乗不作仏と強く批判した。









by johsei1129 | 2019-06-02 00:01 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://nichirengs.exblog.jp/tb/30624748
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< Gosho 上野殿御返事(雪中...      Gosho 光日上人御返事  ... >>