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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 05月 29日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(126)

【二十八品に一文充の大事 】


化城喩品(注) 


  三千塵点
観彼久遠 猶如今日(注) 

今日の化導、末法を指して今日と心得るべきなり。

此の文は元初の一念一法界より外に、更に六道四聖とて有る可からざるなり。

所謂南無妙法蓮華経は三世一念なり。





化城喩品
化城諭品第七では遥か過去世に大通智勝如来という仏がいたことが説かれている。
その仏には成道する前に16人の王子があり、父の国王が大通智勝如来として成道すると16人の王子も父の弟子となり出家し、菩薩として妙法蓮華経を衆生に説いたことが記されていて、第16番目の王子は娑婆世界に生まれ成道して釈迦牟尼仏となることが予言されている。
さらにこの品では法華七喩の一つ「化城宝処(注)」が説かれている。

観彼久遠 猶如今日
化城喩品前段の下記の偈の文文
[原文]
彼仏滅度已来 復過是数 無量無辺 百千万億
阿僧祇劫 我以如来知見力故 観彼久遠 猶如今日
[和訳]
彼の仏の滅度せしより已来、復た是の数に過ぎること無量無辺 百千万億
阿僧祇劫なり。我は如来の知見力を以の故に、彼の久遠を観るに、猶を今日の如し(注)


化城宝処
 宝のある場所に向かって遥かな遠路を旅する人々がいた。しかし険しい道が続いたので、皆はこれ以上歩けないとして止まってしまった。
この様子を見た導師は方便力で幻の城を化現させ、そこで人々を休息させる。
 人々が宝処に到着したと満足しているのを見て、導師はこれは仮の城であると伝え、再び宝処に向かって出発し、ついに人々を目的地の宝処に導いた。
この物語の導師は仏で、旅をする人々は一切衆生、険しい道のりは仏道修行の厳しさを示し、化城は二乗の悟り、宝処は一乗の悟りを示しており、
仏の化導によって二乗の悟りに満足せず、仏道修行を続けて、一仏乗(仏)の境界に至らしめることを説いている。

彼の久遠を観るに、猶を今日の如し
本抄で日蓮大聖人は「久遠即末法」を説かれておられ、
【三世諸仏総勘文教相廃立】では「過去と未来と現在とは三なりと雖も一念の心中の理なれば無分別なり」と断じられておられます。








by johsei1129 | 2019-05-29 22:58 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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