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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 05月 24日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(122)

【二十八品に一文充の大事 】

譬喩品

 大白牛車(注) 凡夫即極、住処即寂光なり。

乗此宝乗 直至道場(注) 極果の処也

 此の文は自身の仏乗を悟つて自身の宮殿(くうでん)に入るなり。

所謂南無妙法蓮華経と唱え奉るは自身の宮殿に入るなり。




大白牛車
法華経譬喩品で説かれる比喩「三車火宅(さんしゃかたく)(注)」に登場する「羊車・鹿車・牛車・大白牛の車」の一つで、全ての衆生を仏道に導く究極の乗物を意味している。尚、羊車は声聞行、鹿車は縁覚行、牛車は菩薩行を意味している。 


乗此宝乗 直至道場 極果
譬喩品に説かれる下記の偈にある文 

[原文]
乗此宝乗 直至道場 以是因縁 十方諦求 更無余乗 除仏方便
[和訳]
此の宝乗に乗りて、直ちに道場に至らしむ。是の因縁を以って十方に諦かに求むるに、更に余の乗無し、仏の方便の教えを除いて。

三車火宅
ある時、長者の大きく古い屋敷が火事になる。長者は多数いる子供達に家から直ぐ出るよう話すが、遊びに夢中になっていた子供達は長者の言うことを聞かない。
そこで長者は一計を案じ、子供たちが欲しがっていた「羊の車、鹿の車、牛車の三車が門の外にあるので早い者勝ちあげるよ」と言って子供たちを屋敷の外に導く。
子供の無事を確認した長者は、子供が「車を下さい」言ったのに対し、三車より立派な大白牛車(だいびゃくごしゃ)を与えた。

この比喩の意味は、長者は仏、火宅は苦しみしの多い娑婆世界(三界)、子供たちは三界にいる一切の衆生、「羊車・鹿車・牛車」の三車とは声聞・縁覚・菩薩(三乗)のための方便の教えで、大白牛車は全ての衆生を仏道に導く一乗の教えを意味している。
尚、「三車火宅」は法華経で説かれる七つの比喩・法華七喩(ほっけしちゆ)の最初の一つで、譬喩品で舎利弗に未来世で法華経で修行し「華光如来」になるとする記別を与えた後に釈尊自らこの比喩を説かれます。これは、法華経を説く以前は二乗不作仏と説いていたたのに、何故、法華経で声聞の舎利弗に仏となる記別を与えたのかを分かり易く示すために説かれた比喩となります。







by johsei1129 | 2019-05-24 21:46 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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