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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 04月 20日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(103)

【普賢品六箇の大事】


第二 若法華経 行閻浮提(ぎょう・えんぶだい)の事(注)

御義口伝に云く、此の法華経を閻浮提に行ずることは普賢菩薩の威神の力(注)に依るなり、此の経の広宣流布することは普賢菩薩の守護(注)なるべきなり云云。



若法華経 行閻浮提
普賢菩薩勘発品第二十八の以下の文にある偈
[原典]
若法華経 行閻浮提 有受持者 応作此念 皆是普賢 威神之力
若有受持読誦 正憶念 解其義趣 如説修行 当知是人 行普賢行
於無量無辺諸仏所 深種善根 為諸如来 手摩其頭 
[和訳]
若し法華経を閻浮提(全世界)に行ずる事を受持する者有らば、まさに此の念を作すべし、皆是れ普賢威神の力なりと。
若し受持し読誦し正しく憶念し、其の義趣を解し、説の如く修行すること有らん。当に是の人は普賢の行を行ずると知るべし
無量無辺の諸仏の所に於て、深く善根を種えたるなれ、諸の如来の手で、其の頭を摩でられん。

普賢菩薩の威神の力
普賢菩薩の守護
普賢菩薩(ふげんぼさつ)梵名[サマンタバドラ:samantabhadra]は普く賢い菩薩と言う意味で、実在した菩薩ではなく、普遍的に賢さを持つ菩薩の働きを示している。

日蓮大聖人は本抄で、法華経を全世界に行じ、広宣流布を実現するためには、普遍的な賢さをもつ菩薩により実現すると門下に遺言為されていると強く拝されます。







by johsei1129 | 2019-04-20 20:27 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)


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