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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 04月 03日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(90)

【普門品五箇の大事】

第四 二求両願の事

御義口伝に云く、二求とは求男求女なり、求女とは世間の果報・求男とは出世の果報、仍つて現世安穏は求女の徳なり、後生善処は求男の徳なり。

求女は竜女(注)が成仏、生死即涅槃を顕すなり。求男は提婆(注)が成仏、煩悩即菩提を顕すなり、我等が即身成仏を顕すなり。

今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る行者は、求男求女を満足して父母の成仏決定するなり云云。



竜女
提婆達多品第十二で女人成仏の姿を現ずる。

提婆
提婆達多品第十二に登場する。
提婆達多は釈迦の従弟で、一旦は釈迦に帰依し釈迦教団に入るが、後に釈迦に反発し分派活動を行い、
霊鷲山の山頂から大石を落として釈迦仏の足の指から出血させる。また象を酒に酔わせて、釈迦を襲わせる。
ついには自身の親指に毒を仕込んで釈迦を毒殺しようとするがその毒が自分に回り、地が割けてそのままの身で地獄に落ちたと言われている。
しかし提婆達多品第十二で釈尊は、過去世に国王だった時、提婆達多は自分に法華経を教えてくれた阿私仙人(あしせんにん)で、仏に導く善智識であったと説かれるとともに、未来世で『天王如来』となるとの記別をあたえ「悪人成仏」の根拠を示した。

日蓮大聖人は「竜女・提婆達多」の成仏について開目抄で次の様に解き明かされておられます。
『宝塔品の三箇の勅宣の上に提婆品に二箇の諌暁あり、提婆達多は一闡提なり(注)、天王如来と記せらる
 涅槃経四十巻の現証は此の品にあり、善星・阿闍世等の無量の五逆・謗法の者の一をあげ頭をあげ万ををさめ枝をしたがふ。
一切の五逆・七逆・謗法・闡提・天王如来にあらはれ了んぬ、毒薬変じて甘露となる衆味にすぐれたり。竜女が成仏此れ一人にはあらず一切の女人の成仏をあらはす。法華已前の諸の小乗教には女人の成仏をゆるさず、諸の大乗経には成仏・往生をゆるすやうなれども或は改転の成仏にして一念三千の成仏にあらざれば有名無実の成仏往生なり。
 挙一例諸と申して竜女が成仏は末代の女人の成仏往生の道をふみあけたるなるべし、儒家の孝養は今生にかぎる、未来の父母を扶けざれば外家の聖賢は有名無実なり。外道は過未をしれども父母を扶くる道なし、仏道こそ父母の後世を扶くれば聖賢の名はあるべけれ、しかれども法華経已前等の大小乗の経宗は自身の得道猶かなひがたし、何に況や父母をや但文のみあつて義なし。今法華経の時こそ女人成仏の時・悲母の成仏も顕われ・達多の悪人成仏の時・慈父の成仏も顕わるれ、此の経は内典の孝経なり、二箇のいさめ了んぬ』と。

一闡提
サンスクリット語icchantikaを音訳した言葉。仏教信ぜず悟りを求めないために成仏の素を欠き、救われる望みのない人を意味する。
涅槃経》では「一切衆生悉有仏性」と説き,いかなる人も成仏する可能性をもつと説いてる。日蓮宗・天台宗・華厳宗その他大乗の諸宗は一闡提の成仏を認めている。









by johsei1129 | 2019-04-03 22:15 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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