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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 03月 27日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(82)

【薬王品六箇の大事】


第五 諸余怨敵 皆悉摧滅の事 (注)


御義口伝に云く、怨敵とは念仏・禅・真言等の謗法の人なり。摧滅とは法華折伏・破権門理(注)なり。

今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る是なり云云。



諸余怨敵 皆悉摧滅(かいしつさいめつ)の事
薬王品の下記の文にある偈。で、法華経を読誦し思索し、一人にでも説くことで受ける功徳の偉大さを説いている。
[原文]
汝今已能 破諸魔賊 壞生死軍 諸余怨敵 皆悉摧滅
善男子 百千諸仏 以神通力 共守護汝
[和訳]
汝は今已に能く、諸の魔賊を破り、 生死(しょうじ)の軍(いくさ)を壊(え)し、 諸の余の怨敵を、皆、悉く摧滅せり。
善男子よ、 百千の諸仏は神通力を以て 共に汝を守護せん。

法華折伏破権門理
天台の法華玄義(ほっけげんぎ)にある文で「法華は折伏して、権門の分別の理を破す」と読む。

日蓮大聖人は【如説修行抄】法華折伏・破権門理について次の様に解き明かされておられます。
 『法華折伏・破権門理の金言なれば終に権教権門の輩を一人もなく・せめをとして法王の家人となし、天下万民・諸乗一仏乗と成つて妙法独り繁昌せん時、万民一同に南無妙法蓮華経と唱え奉らば、吹く風枝をならさず・雨壤を砕かず、代は羲農の世となりて今生には不祥の災難を払ひ・長生の術を得、人法共に不老不死の理顕れん時を各各(おのおの)御覧ぜよ。現世安穏の証文疑い有る可からざる者なり』と。







by johsei1129 | 2019-03-27 18:39 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)


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