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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 03月 25日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(81)

【薬王品六箇の大事】

第四 火不能焼 水不能漂の事(注)

御義口伝に云く、火とは阿鼻の炎なり、水とは紅蓮の氷なり。(注)

今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は、此くの如くなるべし(注)云云。



火不能焼 水不能漂
薬王品の下記の文にある偈で、法華経を読誦し思索し、一人にでも説くことで受ける功徳の偉大さを説いている。
[原文]
是時諸仏 遥共讃言 善哉善哉 善男子
汝能於釈迦牟尼仏法中 受持読誦 思惟是経 為佗人説
所得福徳 無量無辺 火不能焼 水不能漂
[和訳]
是の時諸仏は、 遥かに共に讃言せり、『 善い哉な善い哉な 善男子よ、
汝が能く釈迦牟尼仏の法中を 受持し読誦し、是の法華経を思惟し、一人にでも説いて
得られる福徳 は無量無辺 で、火で焼くこともできず、 水に漂わすこともできない』

阿鼻の炎
阿鼻地獄の炎のこと。
大智度論に説かれる阿鼻地獄は、八大地獄の最下層に位置し、地獄における寿命は人間界の時間では349京2413兆4400億年に当たるとされる。

紅蓮の氷
紅蓮地獄の氷のこと。
八寒地獄の第七で、ここに落ちた者は、寒さのために皮膚が破れて血が流れ、紅色の蓮の花のようになるとされる。

此くの如くなるべし
日蓮大聖人は本抄で、末法で南無妙法蓮華経と唱え奉る者は薬王品に説かれている通り、その功徳は無量無辺で、その功徳は火で焼くことも、 水に漂わすこともできない「不変」のものであると断じられておられます。

日蓮大聖人は『余は二十七年なり』と出世の本懐を宣言した【聖人御難事】の後半で、熱原の法難で捕えられた農民に対し「彼のあつわらの愚癡の者ども、いゐはげましてをどす事なかれ。彼等にはただ一えんにおもい切れ、よからんは不思議わるからんは一定とをもへ。ひだるし(ひもじい)とをもわば餓鬼道ををしへよ。さむしといわば八かん地獄ををしへよ。をそろししといわばたかにあへるきじ、ねこにあえるねずみを他人とをもう事なかれ』と法華経の信仰を貫くよう厳しく諭されておられます。
さらに法華経の信仰を貫く農民の出現を機縁として出世の本懐として楠木の巨木を半丸太にし、十界曼荼羅を彫り込んだ未来の戒壇に安置する大御本尊を建立します。
この大御本尊には『右為現当二世造立如件、本門戒壇之願主弥四郎国重 法華講衆等敬白 弘安二年十月十二日』と認められておられます。この弥四郎国重とは【聖人御難事】の後半で大聖人が言及されておられるように、熱原法難の当事者であった神四郎・弥五郎・弥六郎三兄弟の代表、神四郎であると強く推察されます。









by johsei1129 | 2019-03-25 18:48 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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