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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 03月 17日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(85)

 第二 肉髻白毫(にっけい・びゃくごう)の事

 御義口伝に云く、此の二の相好は孝順師長(注)より起れり。法華経を持ち奉るを以て一切の孝養の最頂とせり。

 又云く此の白毫とは父の婬なり、肉髻とは母の婬なり。赤白二たい()(注)、今経に来つて肉髻・白毫の二相と顕れたり。
 又云く肉髻は随縁真如の智なり、白毫は不変真如の理なり。

 今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉るは、此等の相好を具足するなり。

 我等が生の始は赤色肉髻なり、死後の白骨は白毫相なり。生の始の赤色は随縁真如の智、死後の白骨は不変真如の理なり。秘す可し秘す可し云云。


赤白二滞(せきびゃくにたい) 
現実には卵子、精子を意味する。

日蓮大聖人は複数の御書で赤白二諦について解き明かされておられます。

【上野殿御消息(四徳四恩御書)】『父母の赤白二滞和合して、我が身となる』

【佐渡御書】『日蓮今生には貧窮下賤(びんぐげせん)の者と生れ旃陀羅(せんだら)が家より出たり。心こそすこし法華経を信じたる様なれども、身は人身に似て畜身なり。魚鳥を混丸して赤白二たいとせり。其中に識神をやどす。濁水に月のうつれるが如し、糞嚢(ふんのう)に金(こがね)をつつめるなるべし」

【始聞仏乗義】而るに我等其の根本を尋ね究むれば、父母の精血・赤白二たい和合して一身と為る』







by johsei1129 | 2019-03-17 22:48 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)


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