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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 03月 04日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(72)

【神力品八箇の大事】

第六 娑婆 是中有仏 名釈迦牟尼仏の事(注)



御義口伝に云く、本化弘通の妙法蓮華経の大忍辱 (注)の力を以て弘通するを娑婆 (注)と云うなり。


  忍辱は寂光土(注)なり、此の忍辱の心を釈迦牟尼仏と云えり、娑婆とは堪忍世界 (注)と云うなり云云。


 

娑婆 是中有仏 名釈迦牟尼仏の事

神力品の次の偈にある文

[原典]
即時諸天 於虚空中 高声唱言 過此無量無辺 百千万億 阿僧祇世界
有国名娑婆 是中有仏 名釈迦牟尼 
[和訳]
即時に諸天は、虚空の中で高声に『此の無量無辺百千万億阿僧祇の世界を過ぎて
国(星=仏国土)有り、娑婆と名づく。是の中に仏有り、釈迦牟尼と名づけたてまつる。

忍辱
柔和忍辱の衣とも言う。
法華経の行者が弘教に際し、もろもろの迫害を忍受しうらまないこと。

妙法蓮華経法師品第十に、
「若し人、此の経を説かば、応に如来の室に入り、如来の衣を著、而も如来の座に坐して、衆に処して畏るる所無く、広く為に分別して説くべし。
大慈悲を室と為なし、柔和忍辱を衣とし、諸法は空を座と為す。此処して為に法を説け」と説かれている。

日蓮大聖人は【開目抄】忍辱について次のように説かれておられます。

『されば日蓮が法華経の智解は天台・伝教には千万が一分も及ぶ事なけれども、難を忍び慈悲のすぐれたる事は・をそれをも・いだきぬべし。
定んで天の御計いにもあづかるべしと存ずれども一分のしるしもなし、いよいよ重科に沈む。
還つて此の事を計りみれば、我が身の法華経の行者にあらざるか、又諸天・善神等の此の国をすてて去り給えるか、かたがた疑はし。
而るに法華経の第五の巻・勧持品の二十行の偈は日蓮だにも此の国に生れずば、ほとをど世尊は大妄語の人、八十万億那由佗の菩薩は提婆が虚誑罪にも堕ちぬべし。
経に云く「諸の無智の人あつて・悪口罵詈等し・刀杖瓦石を加う」等云云。
今の世を見るに日蓮より外の諸僧、たれの人か法華経につけて諸人に悪口罵詈せられ、刀杖等を加えらるる者ある。日蓮なくば此の一偈の未来記は妄語となりぬ」と。


娑婆
梵語( sahā, サハー)の音訳でこの世、つまり地球を意味する。

寂光土
仏の悟りである慈悲心を多くの衆生が持ち、その慈悲心で満たされた世界。仏国土とも言う。

堪忍世界(かんにんせかい)
寂光土となる途上の娑婆世界は、悪世末法とも言い、堪え忍ぶ堪忍世界とも言える。






by johsei1129 | 2019-03-04 22:59 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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