人気ブログランキング |

日蓮大聖人『御書』解説

nichirengs.exblog.jp
ブログトップ
2019年 02月 17日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(60)



第二十四 蓮華の二字礼拝住処の事
 
 御義口伝に云く、蓮華とは因果の二法なり。(注)

悪因あれば悪果を感じ、善因あれば善果を感ず。

内証には、汝等、三因仏性(注)の善因あり、事に顕す時は善果と成つて、皆当作仏(注)す可しと礼拝し給うなり云云。


蓮華とは因果の二法なり

妙法蓮華経の象徴でもある「蓮華」は、他の草木と異なり泥中に生育す。そして泥に染まる事無く、大輪の清浄な白蓮華を咲かせる。

妙法蓮華経ではこの泥を煩悩ととらえ、泥を養分として白蓮華を咲かせる姿を「煩悩(迷い)即菩提(悟り)」の原理の象徴として解き明かされている。

また妙法蓮華経は梵語では薩(sad)達磨(dharma)芬陀梨伽(puṇḍarīka)蘇多覧(sūtra)となる。

薩は正しい、優れたという意味だが法華経を漢訳した鳩摩羅什(くまらじゅう)は妙と訳した。釈尊がこの教え(法華経)は難信難解なんげと説いたことに基づくと、妙とは不可思議の意と考えられる。達磨は法で、芬陀梨伽(プンダリーカ)は白蓮華を意味する。スートラは経である。つまり妙法蓮華経とは白蓮華のような不思議な教えとなる。

 なぜ釈尊は白蓮華を妙法の象徴として用いたのか。白は清浄を意味し、貪とん・瞋じん・癡ちに犯されていないことを意味する。
 さらに蓮華は花が咲いている時に蓮根という実を同時に持つ。これは因果具時を象徴する。
 それでは、貪・瞋・癡の三毒に侵されず、煩悩即菩提、因果具時を備えた妙法そのものとは何か?
 
日蓮大聖人は御義口伝【序品七箇の大事】第四仏所護念の事で「法体に約するとは法体とは本有常住なり一切衆生の慈悲心是なり」と断じられておられる。

 つまり妙法とは一切衆生に内在する仏性であり、それは慈悲心であり、大御本尊に南無(帰命)するとは、己(おのれ)自身の命に内在している仏性、つまり慈悲心を開くことを意味している。

三因仏性
大般涅槃経(だいはつねはんぎょう):略称(涅槃経)・獅子吼菩薩品に説かれている内容を、天台大師が体系化した成仏のための3つの要素。

正因仏性: 本性としてもとから衆生に具わっている仏性。
了因仏性: 衆生の生命に内在する仏性が、修行により開かれ、実際に発現したところの仏性。
縁因仏性: 仏性を開く為の縁及び修行法。

末法の御本仏日蓮大聖人の法門では、縁因仏性は日蓮大聖人がご図現なされた十界曼荼羅ご本尊に向かい、南無妙法蓮華経と唱える事に究竟される。













by johsei1129 | 2019-02-17 19:20 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://nichirengs.exblog.jp/tb/30419846
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< Gosho 法蓮抄 Lette...      Gosho 開目抄 下 Ope... >>