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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 02月 10日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(56)



第二十 我本行菩薩道の文礼拝住処の事 (注)

御義口伝に云く、我とは本因妙(注)の時を指すなり。

本行菩薩道の文は不軽菩薩なり、此れを礼拝の住処と指すなり。


我本行菩薩道の文礼拝住処
如来寿量品第十六の長行にある次の文。
[原文]
諸善男子 我本行菩薩道 所成寿命 今猶未尽 復倍上数
[和訳]
諸の善男子よ、我れ本より、菩薩の道を行じて成ぜし所の寿命は、今も猶、末だ尽きずして、復た上の数(寿命無量 阿僧祇劫)に倍せり

本因妙
成仏するための根本の因。釈尊は「我本行菩薩道(我、本より菩薩道を行ぜり)」と説き、遥か久遠に菩薩道を行ずる「因」により成道したと説いた。

つまりインド釈迦族の王子として生まれ、十九歳で王宮を出て出家し、バラモンの難行苦行を経て、菩提樹の下で五年間、瞑想し成道したと言うのは、あくまで方便で、成道の姿を当時の衆生に示したにすぎず、真実は遥か久遠に菩薩道を「本因妙」として成道したとする「久遠実成」を示した。
「久遠実成」の法門は、一切衆生及び仏の身は「法身・報身・応身」の三身に分別できるとする法門を理解することでわかる。
法身は生命の根源つまり魂魄、報身は過去遠々劫(かこおんのんごう)の行いによって得た境涯、応身は現実の世に誕生する色心となる。

インド釈迦族の王子として誕生した身「応身」は、誕生と言う始めもあり、この世(娑婆世界)で滅度すると言う終わりもある。しかし一旦仏と為った報身は、未来永遠に仏として存在し、無数ともいる仏国土に誕生を繰り返し衆生を仏道に導くことになる。

日蓮大聖人は、「我本行菩薩道」の文の底に「南無妙法蓮華経」が秘沈している、つまり釈尊は遥か久遠の過去世に南無妙法蓮華経根本に菩薩道を行ずる事で成道(仏と為る)したとする「文底秘沈」の法門を【開目抄】で解き明かされた。

『但し此の経に二箇の大事あり、倶舎宗・成実宗・律宗・法相宗・三論宗等は名をもしらず華厳宗と真言宗との二宗は偸に盗んで自宗の骨目とせり。一念三千の法門は但法華経の本門・寿量品の文の底にしづめたり、竜樹・天親・知つてしかも・いまだ・ひろいいださず、但我が天台智者のみこれをいだけり』








by johsei1129 | 2019-02-10 19:25 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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