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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 01月 24日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(44)

【常不軽品三十箇の大事】


 第八 心不浄者の事 (注)

 御義口伝に云く、謗法の者は色心二法、共に不浄なり。

 先ず心法不浄の文は、今此の心、不浄者なり。

 又、身、不浄の文は譬喩品に「身常臭処 垢穢不浄(注)」と云えり。
 身、浄は、法師功徳品に云く「若持法華経 其身甚清浄(注)」の文なり。
 心浄とは、提婆品に云く「浄心信敬(注)」」と云云。

 浄とは法華経の信心なり、不浄とは謗法なり云云。


心不浄者
上記は次の常不軽菩薩品の次の文に偈にある文文

[原文] 
四衆之中 有生瞋恚 心不浄者 悪口罵詈言
是無智比丘 従何所来 自言我不軽汝 而与我等授記
当得作仏 我等不用 如是虚妄授記
[和訳]
四衆の中に瞋恚を生じ、心、不浄なる者有り。悪口罵詈して言わく
『是の無智な比丘は、いずれの所より来たれりや、自から「我、汝を軽ろんぜず」と言いて、しかして我等に「当ら作仏することを得べし」と授記を与えり。
我等は是の如くな、虚妄の授記を用いず』

身常臭処 垢穢不浄(くえ・ふじょう・譬喩品)
身は常に臭きに処 して、垢穢、不浄なり

若持法華経 其身甚清浄(法師功徳品)
若し法華経を持たば、其の身、甚だ清浄なり

浄心信敬(提婆品)
[原文]
浄心信敬 不生疑惑者 不墮地獄 餓鬼畜生
生十方仏前 所生之処 常聞此経
「和訳]
浄心に信敬し、疑惑を生じない者は、地獄・餓鬼・畜生界に墮せず、
十方の仏前に生じ、所生の処にて、常に此の(法華)経を聞けり







by johsei1129 | 2019-01-24 20:13 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)


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