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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 01月 16日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(38)


第二 得大勢菩薩の事 (注)

御義口伝に云く、得とは応身なり、大とは法身なり、勢とは報身なり。又得とは仮諦なり、大とは中道なり、勢とは空諦なり。
円融の三諦・三身(注)なり。


得大勢菩薩
常不軽菩薩品第二十で、釈尊は冒頭に、得大勢菩薩を対告衆(たいごうしゅう)として下記の様に説法を開始します。

[原文]
爾時仏告 得大勢菩薩摩訶薩 汝今当知
若比丘 比丘尼 優婆塞 優婆夷 持法華経者
若有悪口 罵詈誹謗 獲大罪報 如前所説
其所得功徳 如向所説 眼耳鼻舌身意清浄
[和訳]
爾の時、仏は得大勢菩薩に告げん。汝よ、今、当に知るべし、
若し、比丘(男の僧)、比丘尼(女の僧)、 優婆塞(男性信徒) 、優婆夷(女性信徒)の法華経を持つ者に、悪口 ・罵詈・誹謗をすることあれば、大罪の報を獲ることをは、前に説く所の如し。
其(法華経)により得る所の功徳は、さきに説く所の如く、眼耳鼻舌身意は清浄になりにけり。

円融の三諦・三身(えんゆうのさんたい・さんじん)
妙法蓮華経では空,仮,中の三諦、法報応の三身は、三諦・三身がそれぞれ独立して働いているのではなく、混然一体として三つの要素が融け合って働いていると解き明かしている。

例えば水は水素原子に2個と酸素原子1個が化合してH2Oの分子式を持つ物質だが、縁(主に外気温度)により、水、雪、氷、水蒸気等々と姿を変える。
人間に見える現実の姿は仮諦であり、H2Oは人間には見えず空諦の状態であるが、空,仮の存在は不可分で全体として中諦として存在している。
人間の身も誕生から死滅するまで色心(応身)の状態は日々変化するが、滅することがない法身は不変で、過去世の善行悪行により得た境遇(報身)は未来世に引き継がれる。この法報応の三身はそれぞれ別々のものとして存在するわけではなく円融の三諦として永遠に生死を繰り返すことになる。







by johsei1129 | 2019-01-16 23:05 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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