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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 01月 15日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(37)


第一  常不軽の事 (注)
 
御義口伝に云く、常の字は三世の不軽の事なり。

不軽とは、一切衆生の内証所具の三因仏性(注)を指すなり。

仏性とは法性なり、法性とは妙法蓮華経なり云云。



常不軽
妙法蓮華経・常不軽菩薩品第二十に説かれる釈尊の前世の姿「常不軽菩薩」の事。

不軽菩薩は「我深敬汝等 不敢軽慢 所以者何 汝等皆行菩薩道 当得作仏[我深く汝等を敬う、敢て軽慢せず。所以は何ん、汝等皆菩薩の道を行じて、当に作仏することを得べしと]と、全ての衆生を礼拝したが、四衆(俗の男女、出家僧の男女)は悪口罵詈し、杖や枝、瓦石で迫害した。

日蓮大聖人は自身も「常不軽菩薩」をはるかに凌駕する難、度々の死罪・流罪にも及ぶ大迫害に遭われましたが、上記の漢字二十四文字の偈を「略法華経」と称され【教行証御書】では、釈尊は二十四文字、末法の日蓮は唯、妙法蓮華経の五文字であると、門下の弟子信徒に断じられておられます。

『されば正法には教行証の三つ倶に兼備せり、像法には教行のみ有つて証無し、今末法に入りては教のみ有つて行証無く在世結縁の者一人も無し権実の二機悉く失せり、此の時は濁悪たる当世の逆謗の二人に初めて本門の肝心寿量品の南無妙法蓮華経を以て下種と為す「是の好き良薬を今留めて此に在く汝取つて服す可し差えじと憂る勿れ」とは是なり。 
 乃往過去の威音王仏の像法に三宝を知る者一人も無かりしに、不軽菩薩出現して教主説き置き給いし二十四字を、一切衆生に向つて唱えしめしがごとし、彼の二十四字を聞きし者は一人も無く亦不軽大士に値つて益を得たり。是れ則ち前の聞法を下種とせし故なり、今も亦是くの如し、彼は像法・此れは濁悪の末法・彼は初随喜の行者・此れは名字の凡夫・彼(不軽菩薩=釈尊)は二十四字の下種、此れ(日蓮)は唯五字(妙法蓮華経)なり』
 

三因仏性
正因・了因・縁因の三つの仏性。
正因は先天的に具している仏性、了因は解了する知恵の仏性、縁因は善行の基になる仏性を意味します。









by johsei1129 | 2019-01-15 12:25 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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