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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 01月 05日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(25)

【寿量品二十七箇の大事】


第二十五 建立御本尊等の事

御義口伝に云、此の本尊の依文とは如来秘密神通之力(注)の文なり。

戒定慧(注)の三学は寿量品の事の三大秘法、是れなり。

 日蓮慥に霊山に於て面授口決(注)せしなり、本尊とは法華経の行者の一身の当体なり(注)云云。



如来秘密神通之力
妙法蓮華経 如来寿量品第十六の次の偈にある文。

[原文]
汝等諦聴 如来秘密 神通之力 一切世間天人 及阿脩羅
皆謂今釈迦牟尼仏 出釈氏宮 去伽耶城不遠 坐於道場
得阿耨多羅三藐三菩提 
然善男子 我実成仏已来 無量無辺 百千万億 那由佗劫 
[和訳]
汝よ諦かに聴け、如来の秘密の神通の力を、一切世間の天・人及び阿脩羅は、
皆、今の釈迦牟尼仏は、釈氏の宮(釈迦族の王宮)を出でて伽耶城を去ること遠からず、道場(菩提樹の下)に座して、
阿耨多羅三藐三菩提(仏の悟り)を得たりと思えり。
然るに善男子よ、我は実に成仏してより已来(このかた)、無量無辺百千万億那由他の劫なり

戒定慧
初期の仏道修行の三つの要素。
悪を止め戒律を保つ、欲望から離れ心を禅定にする、真実を悟る。三学とも称する。

釈迦晩年の化道、つまり法華経の修行法では六波羅蜜 (布施,持戒,忍辱,精進,禅定,智慧) が説かれている。

さらに法華経では、法華経の一句でも、受持(信じ)、読誦・解説・書写し、法華経の経巻に種々の供養をすることが説かれ、我(釈尊)滅度の後に、能く一人の為にも法華経の一句を説くことは、是の人は如来の使いであり、如来が遣わした如来の事を行する人である。況や大衆の中で広く人の為に(法華経を)説くことはなおさらであるとし、布教(法華経の一句を他者に説く)を最高の行と解き明かした。
この事について日蓮大聖人は【諸法実相抄】で次の様に解き明かされておられます。
『此文には日蓮が大事の法門ども・かきて候ぞ、よくよく見ほどかせ給へ・意得させ給うべし、一閻浮提第一の御本尊を信じさせ給へ、あひかまへて・あひかまへて・信心つよく候て三仏の守護をかうむらせ給うべし、行学の二道をはげみ候べし、行学たへなば仏法はあるべからず、我もいたし人をも教化候へ、行学は信心よりをこるべく候、力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし、南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経、恐恐謹言。


面授口決
日蓮大聖人は妙法蓮華経・如来神力品第二十一で、地涌の菩薩の上首・上行菩薩として釈尊に面授し、釈尊滅後の妙法蓮華経流布の付属を受けたと解き明かしている。
また弟子の最蓮房に当てた【得受職人功徳法門抄】において、次の様に釈尊との面授口決について解き明かされておられます。
『然るに予下賤なりと雖も、忝(かたじけな)くも大乗を学し諸経の王に事ふる者なり。釈迦既に妙法の智水を以て、日蓮の頂に灌ぎて面授口決せしめ給へり。日蓮又日浄(最蓮房の法名)に受職せしむ。受職の後は他の為に之を説き給へ。経文の如くんば如来の使ひなり。如来の所遣として如来の事を行ずる人なり』と。

本尊とは法華経の行者の一身の当体なり
日蓮大聖人が図現した南無妙法蓮華経の十界曼荼羅について【経王殿御返事】で、次のように解き明かしている。
日蓮がたましひをすみにそめながしてかきて候ぞ、信じさせ給へ。仏の御意は法華経なり、日蓮がたましひは南無妙法蓮華経にすぎたるはなし
 妙楽云く「顕本遠寿を以て其の命と為す」と釈し給う。
経王御前にはわざはひも転じて幸となるべし。あひかまへて御信心を出し、此の御本尊に祈念せしめ給へ。何事か成就せざるべき』と。











by johsei1129 | 2019-01-05 20:47 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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