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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 12月 16日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(21)

【寿量品二十七箇の大事】


第二十一 自我偈の事 (注)
 
御義口伝に云く、自とは九界なり、我とは仏身なり。

偈とはことわるなり、本有とことわりたる偈頌なり、深く之を案ず可し。偈頌とは南無妙法蓮華経なり云云。

 
自我偈 

法華経の極説、如来寿量品第十六で釈尊は、
『 諸の善男子よ、汝等は当に 如来の誠諦(真実)の語を信解すべし』と、繰り返し三度問いかけて、弥勒菩に説き始める。そして『我また是の如く、成仏して已来、無量無辺・百千万億・那由佗阿僧祇劫なり。衆生の為の故に、方便力をもって、当に滅度せんと言うも、(これまで)我、能く法を説いた如く、虚妄であると言う者はいないであろう』と結ぶ。

この部分が如来寿量品の「長行」呼ばれる箇所で、この長行に続いて『自我得仏来(我、仏を得て以来)』で始まる長行を要約した偈(詩)を「自我偈」と称します。

この詳細に解き明かした長行の後に、長行を要約した偈で教えを反復すると言う説法の手法は、法華経各品に同様に取り入られており、法華経以外の諸経では見られない特異な様式となっております。これは釈尊が口伝で説いた極説である法華経を、弟子達が誤りなく記憶し、釈尊滅後も後世に正しく伝えるために考えられた手法と思われ、如何に法華経が限りなく重要な経典であるかを如実に物語っております。

末法の御本仏日蓮大聖人は妙法蓮華経を一重深く分別し、【月水御書】にて「殊に二十八品の中に勝れて、めでたきは方便品と寿量品にて侍り。余品は皆枝葉にて候なり。されば常の御所作には方便品の長行と寿量品の長行とを習い読ませ給い候へ」と、当時の門下に指導しておりました。

日蓮門下の弟子信徒は今日まで、日蓮大聖人のこの教えに随順し、十界曼荼羅の御本尊に向かい、朝夕、方便品と寿量品の長行、また寿量品の「自我偈」を読誦して「南無妙法蓮華経」と唱えることを、仏になるための根本の修行と為し日々励んでおります。








by johsei1129 | 2018-12-16 22:11 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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