人気ブログランキング |

日蓮大聖人『御書』解説

nichirengs.exblog.jp
ブログトップ
2018年 11月 01日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(12)

【寿量品二十七箇の大事】

第十二 為度衆生故 方便現涅槃の事 (注)


御義口伝に云く、涅槃経(注)は法華経より出でたりと云う経文なり。

既に方便と説かれたり云云。


 (注)

為度衆生故 方便現涅槃の事

仏が涅槃(滅度)を現ずるのは、あくまで衆生を度する(仏道に導く)為の方便であることを示した下記の偈に在る文。

[原文]

為度衆生故 方便現涅槃 而実不滅度 常住此説法

我常住於此 以諸神通力 令顛倒衆生 雖近而不見

衆見我滅度 広供養舎利 咸皆懐恋慕 而生渇仰心

[和訳]

衆生を度する為の故に、方便にて涅槃(死)を現ずるが、而して実には滅度せず、常にここに住して法を説けり。

我(仏)は常にここに住して、諸の神通力を以て、顛倒(悩乱)する衆生を近しと言えども、あえて見ざらしめん。

(そのため)衆は我が滅度を見て、広く舎利を供養し、咸く皆、恋慕を懐いて、而して(仏を求める)渇仰の心を生ぜん。


涅槃経

釈尊の最後の布教の旅から入滅に至る迄と、荼毘と舎利塔について説かれている経典。

 
日蓮大聖人は涅槃経を法華経を援護する経文として御書で度々引用されておられます。

【法蓮抄】で『法華経如来寿量品の自我偈の功徳』を、涅槃経でも称えていると、次のように解き明かされておられます。


夫れ法華経は一代聖教の骨髄なり、自我偈は二十八品のたましひなり、三世の諸仏は寿量品を命とし、十方の菩薩も自我偈を眼目とす。

自我偈の功徳をば私に申すべからず、次下に分別功徳品に載せられたり、此の自我偈を聴聞して仏になりたる人人の数をあげて候には小千・大千・三千世界の微塵の数をこそ・あげて候へ、其の上薬王品已下の六品得道のもの自我偈の余残なり。
 涅槃経四十巻の中に集りて候いし五十二類にも、自我偈の功徳をこそ仏は重ねて説かせ給いしか』と。


【御義口伝 下】要点解説(13)に続く






by johsei1129 | 2018-11-01 22:09 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://nichirengs.exblog.jp/tb/30139921
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< Gosho 撰時抄 Se...      Gosho 佐渡御書 Lett... >>