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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 10月 07日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(10)


第十 是好良薬 今留在此 汝可取服 勿憂不差の事(注)

御義口伝に云く、是好良薬とは或は経教、或は舎利(注)なり。

 さて末法にては南無妙法蓮華経なり。好とは、三世諸仏の好み物は題目の五字なり(注)。

今留とは末法なり、此とは一閻浮提(注)の中には日本国なり。

汝とは末法の一切衆生なり、取は法華経を受持する時の儀式なり。

 服するとは唱え奉る事なり、服するより無作の三身(注)なり、始成正覚(注)の病患差るなり。

今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る是なり。



(注)

是好良薬 今留在此 汝可取服 勿憂不差
妙法蓮華経如来寿量品第十六で説かれた『良医が毒を飲んだ子どもたちに良薬を調合し、この薬を飲めば憂いはなくなると言い残した偈』

[和訳]
「是の好き良薬を、今留めて此に在く、汝取って服すべし、差じと憂うること勿れ」

或は経教、或は舎利
教経とは妙法蓮華経、舎利とは遺骨を示す。

題目の五字
法華経の題号である「妙法蓮華経」を示す。

一閻浮提
全世界の意で、日蓮大聖人は日本は法華経有縁の国であると説かれた。実際、妙法蓮華経が最も読誦されている仏教国は日本である。

無作の三身
無作とは、つくろわず、はたらかさず、ありのままということ。

仏法では、この世の有情・非情に渡る生命の存在は法身(魂魄)、報身(命の奥底に存在する意識・境涯)、応身(実際の肉体をもつ現実の存在)の三身で構成されていると見る。
この法門上、無作の三身とは、森羅万象を貫く諸法の実相を究めた、仏の当体そのものを意味する。

始成正覚
釈迦はインドに応誕し、修行を経て悟り、始めて仏に成ったという弟子たちの思い。
釈尊は如来寿量品で、この「始成正覚」を打ち破り、遥か久遠に成道したという「久遠実成」を次のように解き明かした。

「今の釈迦牟尼仏は、釈氏の宮を出でて伽耶城を去ること遠からず、道場に座して阿耨多羅三藐三菩提を得たりと思えり。然るに善男子よ、我は実に成仏してより已来、無量無辺百千万億那由他劫なり」と。








by johsei1129 | 2018-10-07 20:54 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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