日蓮大聖人『御書』解説

nichirengs.exblog.jp
ブログトップ
2018年 09月 23日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(6)

【寿量品二十七箇の大事】

第六 飲他毒薬 薬発悶乱 宛転于地の事(注)

御義口伝に云く、他とは念仏・禅・真言の謗法の比丘なり。

毒薬とは権教方便なり、法華の良薬に非ず、故に悶乱するなり。

悶とはいき(息)たゆるなり。


 寿量品の命なきが故に悶乱するなり、宛転于地とは阿鼻地獄へ入るなり云云。

諸子飲毒の事は 釈に云く「邪師の法を信受するを名けて飲毒と為す」と。

諸子とは謗法なり、飲毒とは弥陀・大日等の権法なり。


今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉るは毒を飲まざるなり。



(注)

飲他毒薬 薬発悶乱 宛転于地の事

妙法蓮華経二十八品の中で説かれる7つの例え話(法華七喩)の一つで、如来寿量品第十六で説かれる「良医病子」を示している。


その内容は「ある所に良医がいて、外国から戻ると、百余人の自分の子供達が留守中に誤って毒薬を飲み苦しんでいた。

父親の医師は直ぐに良薬を調合し子等に与える。半数の子は症状が軽かったので、すぐにその薬飲んで助かるが、重症の子は本心を失っていたので、その薬は色も香りも良くないと言って飲もうとしなかった。

 そこで父親は方便をもって子供に告げた。「私は老いてもう命はいくばくもない。また旅に出るがこの薬を置いていくので飲みなさい」

 そして医師は旅先から従者に「父は旅先で亡くなった」と子供に告げるよう依頼する。それを聞いた子等は父をなくした悲しみで本心を取り戻し、父が残した良薬を飲み病状を回復する。


この譬喩における良医は仏、良薬は法華経、毒薬を飲んで本心を失った子等は邪法に惑わされている衆生を意味している。

 

 末法においては、良医は末法の本仏日蓮大聖人、良薬は南無妙法蓮華経(十界の曼荼羅御本尊)、毒薬に苦しむ子等は、妙法蓮華経に出会っても信じる事が出来ず邪宗に苦しむ衆生を示す。



【御義口伝 下】要点解説(7)に続く






by johsei1129 | 2018-09-23 21:27 | 御義口伝 | Comments(0)


<< Gosho 種種御振舞御書 ...      24. The Wall of... >>