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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 09月 21日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(5)

【寿量品二十七箇の大事】

第五 若仏久住於世 薄徳之人 不種善根 貧窮下賤 貪著五欲 入於憶想 妄見網中の事(注)
 
御義口伝に云く、此の経文は仏、世に久住したまわば、薄徳の人は善根を殖ゆ可からず、然る間、妄見網中と説かれたり。


所詮、此の薄徳とは、(釈迦)在世に漏れたる衆生、今、滅後日本国に生れたり。所謂、念仏禅真言等の謗法(の衆生)なり。

不種善根とは、善根は題目(注)なり、不種(注)とは未だ持たざる者なり。

 
 憶想とは、捨閉閣抛、第三の劣(注)等、此くの如きの憶想なり。

とは権教妄語の経教なり。見は邪見なり、法華最第一の一を第三と見るが邪見なり。網中とは謗法不信の家なり。


今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉る者は、かかる妄見の経、網中の家を離れたる者なり云云。



(注)

若仏久住於世 薄徳之人 不種善根 貧窮下賤 貪著五欲 入於憶想 妄見網中

[和訳]

若し仏、久しく世に住すれば(仏を渇仰する心を忘れ)、徳の薄い人は、 善根を植えず、貧窮・下賤にして、五欲(注)に貪著し、憶想・妄見の網の中に入ればなり。


題目
南無妙法蓮華経の五字七字

不種

仏になれる為の種を植えられていないこと。衆生に仏になる種を植えることを下種(=折伏)という。


捨閉閣抛、第三の劣

捨閉閣抛

日蓮大聖人は立正安国論で法然の唯一の書作「選択集」の本質は「捨閉閣抛」であり、阿弥陀経以外の釈迦の説いた一切経を捨て去り衆生を無限地獄に陥らせる謗法の教えであると次のように破折した。

「曇鸞・道綽・善導の謬釈を引いて聖道・浄土・難行・易行の旨を建て、法華真言惣じて一代の大乗、六百三十七部二千八百八十三巻・一切の諸仏菩薩及び諸の世天等を以て、皆聖道・難行・雑行等に摂して、或は捨て或は閉じ 或は閣き或は抛つ此の四字を以て 多く一切を迷わし、剰え三国の聖僧十方の仏弟を以て皆群賊と号し併せて罵詈せしむ」と。


 浄土宗(念仏宗)の開祖法然は、阿弥陀経に説かれる阿彌陀佛への他力本願以外の一切の釈迦の説いた経を「捨て、閉じ、自力を閣(さしお)き、抛(なげう)」と説き、念仏以外の自力の修行を排斥した。法然の弟子親鸞も、法然の説いた阿彌陀佛への「他力本願」の教えを引き継いだ。
 しかし阿弥陀如来は、釈尊、日蓮大聖人のようにこの世で実際に修行して悟り、衆生に説法した実在の仏ではなく、経で説かれた謂わば仮想の仏にすぎない。その仮想仏にすがるほど愚かな信仰はない。


第三の劣

 弘法大師(空海)は『十住心論』で「第一大日経、第二華厳経、第三法華経」として、法華経を「第三の劣」という妄説を説いた。しかしインドから中国に来た訳僧・善無畏が724年に漢訳した大日経は、サンスクリットの原典が唯の一片も存在しなく、三百年以上前にすでに漢訳されていた妙法蓮華経、華厳経その他の大乗経典から法門を盗み取り作り上げた偽経典にすぎない。


五欲

眼・耳・鼻・舌・身から起こる五種の欲望、つまり色欲・声欲・香欲・味欲・触欲の事


【御義口伝 下】要点解説(6)に続く



by johsei1129 | 2018-09-21 22:29 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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