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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 09月 03日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 下】要点解説(1)

【寿量品二十七箇の大事】

第一 南無妙法蓮華経 如来寿量品第十六の事 (注) 


文句の九に云く、如来とは十方三世の諸仏・二仏・三仏・本仏・迹仏の通号なり別しては本地三仏の別号なり。

寿量とは詮量なり、十方三世・二仏・三仏の諸仏の功徳を詮量す故に寿量品と云うと。

御義口伝に云く、此の品の題目は日蓮が身に当る大事なり、神力品の付属(注)是なり。

如来とは釈尊、惣じては十方三世の諸仏なり、別しては本地無作の三身なり。


今、日蓮等の類いの意は惣じては如来とは一切衆生なり、別しては日蓮の弟子檀那なり。されば無作の三身とは末法の法華経の行者なり。

無作の三身の宝号を南無妙法蓮華経と云うなり。寿量品の事の三大事とは是なり。



(注)

如来寿量品第十六

日蓮大聖人は【観心本尊抄】で、法華経二十八品の中で、如来寿量品第十六は極説中の極説で、従地涌出品第十五の後半半品と、分別功徳品第十七の前半半品を加えた「一品二半」以外は小乗経であると次の様に断じておられる。
『又本門十四品の一経に序正流通有り涌出品の半品を序分と為し寿量品と前後の二半と此れを正宗と為す其の余は流通分なり、其の教主を論ずれば始成正覚の釈尊に非ず所説の法門も亦天地の如し十界久遠の上に国土世間既に顕われ一念三千殆んど竹膜を隔つ、又迹門並びに前四味・無量義経・涅槃経等の三説は悉く随他意の易信易解・本門は三説の外の難信難解・随自意なり。
 又本門に於て序正流通有り。過去大通仏の法華経より乃至現在の華厳経乃至迹門十四品、涅槃経等の一代五十余年の諸経、十方三世諸仏の微塵の経経は、皆寿量の序分なり、一品二半よりの外は小乗教・邪教・未得道教・覆相教と名く』と。


この如来寿量品の長行で釈尊は、遥か久遠に「我本行菩薩道(我もとより菩薩道を行じ)」仏となって以来、無数の仏国土で衆生を仏へと化導してきたと解き明かしている。

日蓮大聖人は『我本行菩薩道』の文の底に釈尊が菩薩道を行じた所の法、つまり南無妙法蓮華経が秘沈されていると断じられておられる。
このため日蓮正宗の朝夕の勤行では「御本尊供養」の二座において、如来寿量品第十六の長行を読誦することが習わしとなっている。

[原文]

諸善男子 我本行菩薩道 所成寿命 今猶未尽
復倍上数 
如来以是方便 教化衆生
[和訳]
諸善の男子よ、我は本より菩薩道を行じ成ぜし所の寿命は、今、猶を未だ尽きずして
復た上の数に倍せるなり。然るに今、実の滅度には非ざれど、而して便ち唱え言う「当に滅度を取る」と。
如来は是の方便を以って、衆生を教化せり。


神力品の付属

如来神力品第二十一で釈尊は、滅後の法華経の弘通を地涌の菩薩の上首である上行菩薩に付属する。

 日蓮大聖人は【神力品八箇の大事】第一 妙法蓮華経如来神力の事で、「此の妙法蓮華経は釈尊の妙法には非ざるなり、既に此の品の時上行菩薩に付属し給う故なり」と示し、末法に妙法蓮華経を弘通する日蓮は、外用の姿は「上行菩薩」の再誕だが、本地は末法の本仏であると解き明かされた。



【御義口伝 下】要点解説(2)に続く




by johsei1129 | 2018-09-03 22:19 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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