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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 08月 29日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(110)

【安楽行品五箇の大事】

第四 無有怖畏 加刀杖等の事

御義口伝に云く、迹化の菩薩に刀杖の難之れ有る可からず、と云う経文なり。

 勧持品は、末法法華の行者に及加刀杖者数数見擯出(ぎゅうかとうじょうしゃ・さくさくけんひんずい・注)と、此の品には之無し。

彼(勧持品)は末法の折伏の修行、此の品は像法摂受の修行なるが故なり云云。

(注)
及加刀杖者数数見擯出

 日蓮大聖人は本抄で、勧持品と安楽行品の修行の違いについて説かれておられます。
勧持品第十三では、末法の法華経の行者に「及び刀杖を加うる者有らん」、さらに「数数擯出せられ(度々所を追われる)」と説かれています。
 それに対し安楽行品第十四では、「及罵詈者 又無怖畏 加刀杖等 亦無擯出(罵詈する者無く、又怖畏し、刀杖を加える等の者無く、又擯出せらるること無けん)」と説いているのは、釈迦滅後二千年間の正法像法の摂受の修行故であると説いている。

事実、釈迦滅後千年から二千年の像法時代に法華経を広めた中国の天台、日本の伝教(最澄)は、他の僧との法論はあっても、自らの身に「加刀杖者・数数見擯出」の法難には一度も遭われていない。

日蓮大聖人は「松葉ヶ谷の法難」で執権北条時頼より伊豆流罪に処され松葉ヶ谷の草庵を追われ、「小松原法難」で刀杖の難に遭い、額を刀で切られ血を流し、左手を骨折されている。
さらに鎌倉幕府の処刑場「龍の口」で断首の難に遭い、光り物の出現でそれを逃れるも「佐渡流罪」で鎌倉から追い出されている。

この事について日蓮大聖人は流罪地の佐渡で書かれて【開目抄】で次のように断じられておられます。
「経(法華経勧持品)に云く「諸の無智の人あつて・悪口罵詈等し・刀杖瓦石を加う」等云云、今の世を見るに日蓮より外の諸僧たれの人か法華経につけて諸人に悪口罵詈せられ刀杖等を加えらるる者ある、日蓮なくば此の一偈の未来記は妄語となりぬ」と。


※参照:小説日蓮の生涯[十四、国家諌暁と松葉ケ谷の法難 ]、




by johsei1129 | 2018-08-29 22:08 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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