人気ブログランキング |

日蓮大聖人『御書』解説

nichirengs.exblog.jp
ブログトップ
2018年 07月 21日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(101)

【勧持品十三箇の大事】


第七 有諸無智人の事 (注)

御義口伝に云く、一文不通の大俗なり、悪口罵詈等分明なり。

日本国の俗を諸と云うなり。



(注)

有諸無智人

この偈は妙法蓮華経 勧持品の下記の偈に説かれている。

[原文]

唯願不為慮 於仏滅度後 恐怖悪世中 我等当広説

有諸無智人 悪口罵詈等 及加刀杖者 我等皆当忍

悪世中比丘 邪智心諂曲 未得謂為得 我慢心充満

或有阿練若 納衣在空閑 自謂行真道 軽賎人間者

[和訳]

唯、願くば慮(うらおもい)を為さざれ。仏滅度の後に於いて、恐怖の悪世の中で、我等当に広く説くべし。

諸の無智の人、法華経を説く人に悪口、罵詈等、及び刀杖を加える事有とも、我等は皆、当に忍ぶべし。
悪世の中の比丘は、邪智にして心、諂曲にして、未だ得ざるともこれを得たりと謂い、我慢の心充満せり。

或は阿練若(注)に有りて、納衣にて空閑に在りて、自から真の道を行ぜりと謂い、人間を軽賎せし者あるらん。


阿練若
人里離れた静かな場所


上記の文文は、末法に法華経を弘教する法華経の行者を迫害する「俗衆増上慢・道門増上慢・僭聖増上慢」の三類の強敵を示している。

諸の無智の人は俗衆増上慢。

悪世の中の比丘は道門増上慢。
自から真の道を行ぜりと謂い人間を軽賎せし者は、僭聖増上慢をそれぞれ意味している。


日蓮大聖人は、松葉ヶ谷の法難、伊豆流罪、小松原の法難、龍の口の法難、佐渡流罪の5つの法難で、勧持品に予言されている三類の強敵からの迫害を全て受け、末法の本仏としての振る舞いを示した。

この事について日蓮大聖人は佐渡で書かれた【開目抄】

『而るに法華経の第五の巻(※)、勧持品の二十行の偈は日蓮だにも此の国に生れずば、ほとをど世尊は大妄語の人、八十万億那由佗の菩薩は提婆が虚誑罪にも堕ちぬべし』と断じておられます。

(※)第五の巻
妙法蓮華経二十八品は次の八つの巻物として普及及び所持された。
巻第一 序品第一・方便品第二
巻第二 譬喩品第三・信解品第四
巻第三 薬草喩品第五・授記品第六・化城諭品第七
巻第四 五百弟子受記品第八・授学無学人記品第九・法師品第十・見宝塔品第十一
巻第五 提婆達多品第十二・勧持品第十三・安楽行品第十四・従地涌出品第十五
巻第六 如来寿量品第十六・分別功徳品第十七・随喜功徳品第十八・法師功徳品第十九
巻第七 常不軽菩薩品第二十・如来神力品第二十一・属累品第二十二・薬王菩薩本事品第二十三・妙音菩薩品第二十四
巻第八 観世音菩薩普門品第二十五・陀羅尼品第二十六・妙荘厳王本事品第二十七・普賢菩薩勧発本第二十八


【御義口伝 上】要点解説(102)に続く



by johsei1129 | 2018-07-21 19:22 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://nichirengs.exblog.jp/tb/29946377
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< 18. The Warning...      18. The Warning... >>