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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 06月 04日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(70)

【宝塔品二十箇の大事】

第四 出大音声の事(注)
 

御義口伝に云く、我等衆生の朝夕吐く所の言語なり。

大音声とは権教は小音声、法華経は大音声なり。(法華経)廿八品は小音声、題目(妙法蓮華経)は大音声なり。


惣じて大音声とは、大は法界なり、法界の衆生の言語を、妙法の音声と沙汰するを大音声とは云うなり。

今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉るは大音声なり。

又云く、大とは空諦、音声とは仮諦なり、出とは中道なり云云。



(注)

出大音声の事

此の品で多宝如来は、大音声を出して、釈尊の説く妙法蓮華経が真実の教えであることを、次のように賛嘆する。

「善い哉、善い哉、釈迦牟尼世尊、能く平等大慧、教菩薩法、仏所護念の妙法蓮華経を以って、大衆の為に説きたまう。是の如し、是の如し、釈迦牟尼世尊、所説の如きは、皆是れ真実なり」と。


日蓮大聖人はこの多宝如来の大音声を「空・仮・中」の三諦で解き明かしております。

空諦・仮諦・中道 (空仮中の三諦※諦は事実・真理の意味)

空諦 森羅万象の諸法は固定的な実体はなく空であるとする。

仮諦 諸法は空であるが、縁によって現象を生じるとする(縁起)。

中道 森羅万象の諸法の本質は、空諦・仮諦の統合した事象であるとする。


例えば万有引力は、目に見えないが、地球・月・太陽という縁により、潮の満ち干きという現象を生じる。

揚力も目に見えないが、飛行機が一定の速度を得ると、機体(主に翼)に揚力が生じ、浮力を得て飛行することができる。

摩擦力も見ることはできないが、車のタイヤが接している路面を縁として摩擦力を生じ、車走ることができる等々。


【御義口伝 上】要点解説(71)に続く





by johsei1129 | 2018-06-04 18:16 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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