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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 04月 26日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(51)

【人記品二箇の大事】
第二 山海慧自在通王仏の事(注)

 御義口伝に云く、山とは煩惱即菩提なり、海とは生死即涅槃なり、慧とは我等が吐く所の言語なり、自在とは無障碍なり、通王とは十界互具百界千如一念三千なり。
又云く、山とは迹門の意なり、海とは本門の意なり、慧とは妙法の五字(注)なり。 


 今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は、山海慧自在通王仏なり、全く外に非ざるなり、我等行者の外に阿難之れ無きなり。
阿難とは歓喜なり、一念三千の開覚なり(注)云云。

(注)
山海慧自在通王仏
 本品で釈尊の十大弟子の一人、多門第一と称えられた阿難に対し、釈尊より妙法蓮華経で修行して未来世で山海慧自在通王となるとの記別が与えられた。
山海慧自在通王が出現する仏国土は常立勝旗といい、その時の劫(時代)を妙音徧満と示されている。


阿難とは歓喜なり、一念三千の開覚なり

日蓮大聖人はこの御文で、衆生の己心に内在する仏性つまり一念三千を開覚する事こそが歓喜であると解き明かされておられます。
尚、阿難は27歳の時から釈迦の従者(現在の秘書官)をしており、釈迦の全ての説法に立ち会っていることから、釈迦滅後の仏典結集では経を読み上げる重要な役割を果たしております。その為、釈迦の一切経の始まりは全て「如是我聞(是の如く我つまり阿難が仏から聞きました)で始まります。この様式は仏教史上中興の祖と称えられる竜樹が定めたと伝えられております。

 また釈迦の養母(実母マヤ姫は釈迦を生んで七日目で亡くなり、実の妹、摩訶波闍波提(マハー・プラジャパティー)が養母となる)が再三出家を願い出るが、修行の妨げなるとして釈迦から出家が許されなかった時、阿難は釈迦に「人は誰でも八正道を修行すれば悟れるんですね。摩訶波闍波提はあなたにとって恩ある人です。是非出家を許されてください』と懇願し、摩訶波闍波提の出家を許してもらっている。ここに仏教史上最初の比丘尼が誕生することになる。

慧とは妙法の五字
妙法蓮華経の五字を意味しております。



【御義口伝 上】要点解説(52) に続く。




by johsei1129 | 2018-04-26 17:18 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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