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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 04月 08日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(46)

【化城喩品七箇の大事】

 第七 皆共至宝処(かいぐしほうしょ)の事

 御義口伝に云く、皆とは十界なり、共とは如我等無異なり、至とは極果の住処なり、宝処とは霊山(注)なり。

 日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉る者は、一同に皆、共至宝処なり。
 共の一字は、日蓮に共する時は宝処に至る可し。不共ならば阿鼻大城に堕つ可し云云。


(注)
霊山 (霊鷲山)
釈尊が晩年の八年間、妙法蓮華経を説いた、現在もインドに存在する小高い山。
日蓮大聖人はこの霊山について御義口伝【寿量品二十七箇の大事】第十四 時我及衆僧 倶出霊鷲山の事で次のように説かれておられます。
「霊山とは御本尊、並びに日蓮等の類、南無妙法蓮華経と唱え奉る者の住所を説くなり」と。
 また【三大秘法禀承事】 では門下に『戒壇とは王法仏法に冥じ仏法王法に合して王臣一同に本門の三秘密の法を持ちて、有徳王・覚徳比丘の其の乃往(むかし)を末法濁悪の未来に移さん時、勅宣並に御教書を申し下して霊山浄土に似たらん最勝の地(富士山)を尋ねて戒壇を建立す可き者か。時を待つ可きのみ事の戒法と申すは是なり』と、御遺命なされておられます。

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(46)_f0301354_22555857.jpg














[現在の霊鷲山]


【御義口伝 上】要点解説(47)に続く




by johsei1129 | 2018-04-08 21:36 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)


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