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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 04月 05日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(45)

【化城喩品七箇の大事】

 第六 即滅化城の事
 
 御義口伝に云く、我等が滅する当体は化城なり、此の滅を滅と見れば化城なり、不滅の滅と知見するを宝処とは云うなり。
是を寿量品にしては而実不滅度(注)とは説くなり、滅と云う見を滅するを滅と云うなり。
 三権即一実の法門之を思う可し、或は即滅化城とは謗法の寺塔を滅する事なり。

今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は、化城即宝処(注)なり、我等が居住の山谷曠野、皆皆常寂光の宝処なり云云。


(注)
而実不滅度
如来寿量品の次の偈にある文
[原典]
自我得仏来 所経諸劫数 無量百千万 億載阿僧祇

常説法教化 無数億衆生 令入於仏道 爾来無量劫

為度衆生故 方便現涅槃 而実不滅度 常住此説法

[和訳]
自我、仏を得て以来、経たる所の諸の劫数は、無量百千万 億載阿僧祇なり。

常に法を説き教化し、無数億の衆生を、仏道に入ら令め、爾来、無量劫になる。

衆生を度せんが為の故に、方便にて涅槃を現ずるも、而して実に滅度せず、常に此(娑婆世界)に住して法を説けり。


化城宝処
法華経で説かれる7つの比喩の一つで、化城喩品第七で次のように説かれている。

「宝のある所(宝処)に向かって遥かな長旅をする人々がいた。しかし険しい道程で皆が疲れ、歩みが止まった。そこで導師が、神通力で仮想の城(化城)を出現させ、疲れた人々を休息させて癒した。

人々が宝処に到達したと満足しているのを見て、導師はこれは貴方がたを休息させるための仮の城で、本当の宝処はすぐ近くにあると説き、再び宝処に向かって真の宝処に導いた」
この譬喩の中の導師は仏を意味し、旅する人々は衆生を意味する。

さらに化城は二乗(声聞・縁覚)の悟り、宝処は一乗(仏)の悟りを意味し、仏の化導によって二乗がその悟りから脱し、仏道修行を続りけて仏として成道することを示している。



【御義口伝 上】要点解説(46)に続く




by johsei1129 | 2018-04-05 21:42 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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