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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 04月 02日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(43)

【化城喩品七箇の大事】

 第四 其祖転輪聖王(ごそ・てんりんじょうおう)の事
 
 御義口伝に云く、本地身の仏とは此文を習うなり。祖とは法界の異名なり。此れは方便品の相性体の三如是を祖と云うなり。
 此の三如是より外に転輪聖王、之れ無きなり。転輪とは生住異滅(注)なり。聖王とは心法なり。
 此の三如是は三世の諸仏の父母なり。

 今、日蓮等の類い・南無妙法蓮華経と唱え奉る者は、三世の諸仏の父母にして其祖転輪聖王なり。
 金銀銅鉄とは金は生、銀は白骨にして死なり、銅は老の相、鉄は病なり。此れ即ち、開示悟入の四仏知見(注)なり。
 三世常恒に生死・生死とめぐるを転輪聖王と云うなり。

 此の転輪聖王・出現の時の輪宝とは、我等が吐く所の言語音声なり。此の音声の輪宝とは南無妙法蓮華経なり。爰を以て平等大慧(注)とは云うなり。

(注)
生住異滅
森羅万象、全ての事象が辿る変遷過程の有様。つまり、生じ、住し、変じ,消失すること。 四相とも。
しかしこの考えは初期小乗経以降権大乗経までの教えで、釈尊は法華経で宇宙の全ての事象は生ずることも滅することもない空であると説いた。
例えば、見た目の上では、雪は溶けて水と変化し、やがて水蒸気となって消えるが、H2Oという本質は変わらず【空】であるとする。
また潮の満ち引きは満潮から干潮と生住異滅を繰り返しているように見えるが、実際は「万有引力」の作用であり本質は【空】である。

開示悟入の四仏知見
妙法蓮華経方便品第二で、仏がこの世に出現する意義・目的を一大事因縁として解き明かした。
仏は衆生に内在する仏性(仏知見)を開き、示し、悟らせ、入らしめる為にこの世に出現したと解き明かした。

転輪聖王
インドに古来から伝わる理想の王。武力を用いず正法をもって全世界を統治するとされる。

平等大慧
妙法蓮華経 宝塔品第十一で「釈迦牟尼世尊は、能く平等の大慧にて、菩薩を教うる法で、仏の護念する所の妙法華経を以って、大衆の為に説きたもう」と説かれている。






by johsei1129 | 2018-04-02 15:37 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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