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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 03月 29日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(41)

【化城喩品七箇の大事】

第二 大通智勝仏の事 (注)
 
 御義口伝に云く、大通は心王なり、智勝は心数なり。大通は迹門、智勝は本門なり。大通智勝は我等が一身なり。

 今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は大通なり。題目を唱うるは智勝なり。
 法華経の行者の智は権宗の大智よりも百千万倍勝れたる所を、智勝と心得可きなり。

 大は色法、通は心法なり、我等が生死を大通と云うなり。此の生死の身心に振舞う起念を智勝とは云うなり。
 爰を以て之を思うに、南無妙法蓮華経と唱え奉る行者は大通智勝仏なり。十六王子(注)とは我等が心数なり云云。



大通知勝仏
釈尊の過去世に三千塵点劫と言う遥か久遠に大通智勝仏という仏が存在した。大通智勝仏は出家する前は国王で、16人の王子がいた。
国王が出家して悟り大通智勝仏となると、16王子も皆出家し大通智勝仏から法華経の説法を受け成道した。本品で釈尊はその16人の王子の一人であったと説かれている。



【御義口伝 上】42に続く




by johsei1129 | 2018-03-29 23:00 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)


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