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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 03月 25日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(38)

【授記品四箇の大事】

第三 捨是身已の事


 御義口伝に云く、此の文段より捨不捨の起りなり。

転捨にして永捨に非ず。転捨は本門なり、永捨は迹門なり。 

 此の身を捨るは、煩悩即菩提、生死即涅槃の旨に背くなり云云。


所詮日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉るは、捨是身已なり、不惜身命(注)の故なり云云。

 又云く、此の身を捨(ほどこ)すと読む時は、法界に五大(注)を捨(ほどこ)すなり、捨つる処の義に非ず。

 

是の身を捨てて仏に成ると云うは、権門(注)の意なり。

かかる執情を捨つるを、捨是身已と説くなり。

 

 此の文は一念三千の法門なり。捨是身已とは還帰本理、一念三千の意なり。

妙楽大師の当知身土、一念三千、故成道時、称此本理、一心一念、遍於法界と釈するは、此の意なり云云。



不惜身命(ふしゃくしんみょう) 仏道修行に際して身命を惜しまない事。これは決して自分の身を捨てることではく、精進することを意味している。


日蓮大聖人は、御義口伝 涌出品の大事で次のように説いている。
昼夜常精進  為求仏道故 (昼夜に常に精進する。仏道を求めんが為の故なり)

此の文は、一念に億劫の辛労を尽せば、本来無作の三身(仏の命)、念念に起るなり。所謂、南無妙法蓮華経は精進行なり。


権門(ごんもん) 
本門(法華経)に対する言葉。釈尊が晩年の八年間で説いた法華経以前の経(
爾前経:仮の教え)を意味する。


五大
宇宙を構成している次の五つの要素[地・水・火・風・空]

日蓮大聖人は地・水・火・風・空について【三世諸仏総勘文教相廃立】で次の様に解き明かされております。
『一切諸法は皆是れ仏法なりと知りぬれば諸法を通達す即ち非道を行うとも仏道を成ずるが故なり、天地水火風は是れ五智の如来なり、一切衆生の身心の中に住在して片時も離るること無きが故に、世間と出世と和合して心中に有つて心外には全く別の法無きなり、故に之を聞く時立所に速かに仏果を成ずること滞り無き道理至極なり』と。


【御義口伝 上】要点解説(39)に続く。






by johsei1129 | 2018-03-25 21:00 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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