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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 03月 02日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(32)

【薬草喩品五箇の大事】

 第二  此の品 述成段(じゅつじょうだん)の事 (注)
 
  御義口伝に云く、述とは迦葉(注)なり、成とは釈尊なり。述成の二字は迦葉・釈尊一致する義なり。所詮・述は所化の領解、成は仏の印加なり。

 今、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と領するは述なり、日蓮が讃嘆するは成なり。我等が即身成仏を説き極めたる品なり。
 述成一致・符契するは述成不二の即身成仏なり。此の述成は法界三千の皆成仏道の述成なり。


迦葉
摩訶迦葉。釈尊十大弟子の一人、頭陀第一といわれ、後に付法蔵(注)第一となった。

付法蔵

釈尊の入滅後,付法相伝した二十四祖師の因縁を叙述したもの。北魏の吉迦夜,曇曜の共訳(6巻 472年) とされている。
サンスクリットの原本はなく、口伝を叙述したと言われている。

日蓮大聖人は【大夫志殿御返事】で次の様に解き明かしておられます。
『滅後一日より正像二千余年の間、仏の御使二十四人なり。所謂第一は大迦葉・第二は阿難・第三は未田地(までんたい)・第四は商那和修(しょうなわしゅ)・(中略)第十二は馬鳴(めみょう)・第十三は毘羅(びら)・第十四は竜樹(中略)・第二十四は師子尊者。

 此の二十四人は金口の記する所の付法蔵経に載す。但し小乗・権大乗経の御使なり、いまだ法華経の御使にはあらず(中略)、

日蓮之を勘えて云く、全く仏の使に非ず・全く大小乗の使にも非ず、之を供養せば災を招き、之を謗ぜば福を至さん』と。


【御義口伝 上】要点解説(33)に続く


要点解説 目次



by johsei1129 | 2018-03-02 19:53 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)


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