日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 02月 06日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(29)

【信解品六箇の大事】

第五 無上宝聚不求自得の事


 御義口伝に云く、無上に重重の子細あり(注)。

外道の法に対すれば三蔵教は無上、外道の法は有上なり。

又三蔵教は有上、通教は無上。通教は有上、別教は無上。別教は有上、円教は無上。

 又爾前の円は有上、法華の円は無上。又迹門の円は有上、本門の円は無上。 

 

 又、迹門十三品(注)は有上、方便品は無上。又本門十三品(注)は有上、一品二半(注)は無上。 

 又天台大師所弘の止観は無上、玄文二部は有上なり。


今、日蓮等の類いの心は、無上とは南無妙法蓮華経、無上の中の極無上なり。

 此の妙法を指して無上宝聚と説き給うなり。


 宝聚とは三世の諸仏の、万行万善の諸波羅蜜の宝を聚めたる南無妙法蓮華経なり。

 此の無上宝聚を辛労も無く、行功も無く、一言に受取る信心なり、不求自得とは是れなり。

 自の字は十界なり、十界各各得るなり。諸法実相是なり。


 然る間此の文、妙覚の釈尊、我等衆生の骨肉なり。能く能く之を案ず可し云云。


無上に重重の子細あり

これ以下の文文で、日蓮大聖人は、天台が体系化した、釈迦の一切経の勝劣[五時八教]と、それに超過する南妙法蓮華経について解き明かしている。


外道・・・・内道(仏教) 以外の教。 仏教は過去世、現世、未来世の三世の命、及ぴ因果応報が説かれているので、現世しか説かれていない外道は、三蔵経(小乗経の異名)より劣るとされる。


通教は大乗仏教の初門。別教は権大乗教。

円教は法華経

迹門十三品 (方便品第二を除いた序品第一から安楽行品十四まで)

本門十三品(従地湧出品十五から普賢勧発品二十八まで)

一品二半 (湧出品十五の後半の半品、如来寿量品十六、分別功徳品の前半の半品)


日蓮大聖人は「{観心本尊抄」で下記のように、法華経と言えど、一品二半以外は小乗教であると解き明かしている。


観心本尊抄に曰く、

「又本門に於て序正流通有り、過去大通仏の法華経より乃至現在の華厳経乃至迹門十四品、涅槃経等の一代五十余年の諸経、十方三世諸仏の微塵の経経は、皆寿量(品)の序分なり。一品二半よりの外は小乗教・邪教・未得道教・覆相教と名く」と。

[観心本尊抄・御真筆(中山法華経寺所蔵 国宝)]



【御義口伝 上】要点解説 30に続く。






by johsei1129 | 2018-02-06 20:50 | 御義口伝 | Comments(0)


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