日蓮大聖人『御書』解説

nichirengs.exblog.jp
ブログトップ
2018年 02月 04日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(27)

【信解品六箇の大事】


第三 加復窮困の事
 文句の六に云く、出要の術を得ざるを又窮と為し、八苦の火に焼かるるが故に困と為すと。

 御義口伝に云、出要とは南無妙法蓮華経なり。術とは信心なり。


今日蓮等の類い窮困を免離する事は、法華経を受持し奉るが故なり。

 又云く、妙法に値い奉る時は、八苦(注)の煩悩の火、自受用報身(注)の智火と開覚するなり云云。


八苦 
四苦八苦の八苦

四苦とは生・老・病・死

八苦とは生・老・病・死の四苦に、以下の四苦を足して八苦と為す。


愛別離苦(あいべつりく)   愛する者との別離
怨憎会苦(おんぞうえく)   怨み憎んでいる者と会うこと
求不得苦(ぐふとくく)    求める物が得られないこと
五蘊盛苦(ごうんじょうく) 五蘊(人間の色心を構成する5つの要素[色・受・想・行・識])が思うがままにならないこと。

五蘊の違いが人の個性を生み出す。 例えば運動神経が優れた人が、うまくその能力を発揮できないで苦しむことなど。


四苦と釈迦の「四門出遊(しもんしゅつゆう)」

釈迦が釈迦族の太子ゴータマシッダールタの時、王宮の東西南北の四つの門から外に出たとき、西門で老人に会い、南門では病人に、西門では死者の葬列に出会う。最後に北門から出た時、修行者と出会い、自ら王宮を出て出家することを決意したという。

シッダールタは、「この世は何と無慈悲なのだ」と思い、十九歳から修行に励んだが、バラモンの難行苦行では悟りを開けないとして、菩提樹の下で六年間端坐し瞑想を続け、ついに一切の諸法を極めて成道し、この世の一切の諸法の実相は慈悲であると悟る。



日蓮大聖人は、【御義口伝 上】【序品七箇の大事】第四仏所護念の事 で、
『今、日蓮等の類いは護念の体を弘むるなり。(中略) 六に法体に約するとは法体とは本有常住なり一切衆生の慈悲心是なり』と説かれております。



【御義口伝 上】 要点解説(28)に続く





by johsei1129 | 2018-02-04 18:45 | 御義口伝 | Comments(0)


<< 末法の本仏の立場で法華経二十八...      末法の本仏の立場で法華経一部二... >>