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日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 01月 17日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(20)

【譬喩品九箇の大事】


第五 而自廻転の事  

記の五に云く、或は大論の如し、経に而自廻転(注)と云うは身子(注)の得記を聞きて、法性自然にして転じ、因果依正自他、悉く転ずるを表すと。
    
 御義口伝に云く、草木成仏(注)の証文に而自廻転の文を出すなり。是れ一念三千の依正体一(注)の成仏を説き極めたるなり。
草木成仏の証人とは、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉るを指すなり。
 廻転とは題目の五字(妙法蓮華経)なり、自とは我等行者の事なり、記の五の釈、能く能く之を思うべし云云。




而自廻転
次の偈にある文
「爾の時に四部の衆、比丘、比丘尼、摩羅睺羅等の大衆、舎利弗の仏前に於いて、阿耨多羅三藐三菩提の記を愛くるを見て、心大いに歓喜し、躍躍すること無量なり、各各に、身に著けたる所の上衣を脱ぎて、以って仏に供養す釈提桓因、梵天王等、無数の天子と、亦天の妙衣、天の曼荼羅華、摩訶曼荼羅華等を以って仏に供養す。所散の天衣、虚空の中に住して自ら廻転す

身子
譬喩品の対告衆、舎利弗(梵語Śāriputra シャーリプトラ)の漢訳。
舎利弗はこの譬喩品で、釈尊から法華経で修行して未来世で華光如来となるとする記別を受ける。

草木成仏
草木は仏法上は非情の存在ですが、衆生と同様十界を持つ。それ故に、日蓮大聖人が【経王殿御返事】で「日蓮が魂を墨に染め流して書きて候ぞ」と認められた十界曼荼羅の御本尊も十界を持ち、衆生がそれに縁することにより己心の仏界を引き出すことができる。
日蓮大聖人は更に【草木成仏口決】で次のように解き明かされております。
「我等一身の上には有情非情具足せり。爪と髪とは非情なり、きるにもいたまず、其の外は有情なれば、切るにもいたみ・くるしむなり。一身所具の有情非情なり。此の有情・非情、十如是の因果の二法を具足せり。衆生世間・五陰世間・国土世間、此の三世間・有情非情なり。 一念三千の法門をふりすすぎたてたるは大曼荼羅なり。当世の習いそこないの学者ゆめにもしらざる法門なり」と。

依正体一
依正とは依法正法の事。依法は衆生を取り巻く環境・国土で正法は衆生、自分自身を意味する。
体一とは依法正法が分立して存在しているのではなく、相互に依存、影響しあって存在していることを意味する。


【御義口伝 上】要点解説(20)に続く




by johsei1129 | 2018-01-17 22:14 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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