日蓮大聖人『御書』解説

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2018年 01月 16日

末法の本仏の立場で法華経二十八品を後継者、日興上人に口伝した書【御義口伝 上】要点解説(19)

【譬喩品九箇の大事】
 

第四 得仏法分の事 (注)

 御義口伝に云く、仏法の分とは初住一分の中道を云うなり、迹門初住、本門二住已上と云う事は、此の分の字より起るなり。

 所詮此の分の一字は一念三千の法門なり、其の故は地獄は地獄の分で仏果を証し、乃至三千の諸法己己の当体の分で仏果を証したるなり、真実の我等が即身成仏なり。

今、日蓮等の類、南無妙法蓮華経と唱うる分で仏果を証したるなり
、分とは権教(注) は無得道、法華経は成仏と分つと意得可きなり。又云く分とは本門寿量品の意なり、己己本分の分なり。

惣じて迹門・初住分証(注)と云うは教相(注) なり、真実は初住分証の処にて、一経は極りたるなり。

 

得仏法分
下記の譬喩品の文
『今日乃知 真是仏子 従仏口生 従法化生 得仏法分』
訳『今日、乃ち知りぬ、真に是れ仏の子なり。仏の口より生じ、(※)より化生して、仏法の分を得たり』
※末法の本仏、日蓮大聖人の立場では、「法=南無妙法蓮華より化生して、仏法の分を得たり」と読む。

権教
実教(法華経)に対する言葉。法華経以前に説かれた仮の方便の経。華厳経・般若経等々。
法華経方便品で初めて、全ての有情・非情に仏性が内在しているという、仏がこの世に出現した「一大事因縁」が説かれ、二乗(声聞・縁覚)作仏、女人成仏、悪人成仏が説かれる。
さらに寿量品では、釈尊が遥か久遠に菩薩の修行をして成道したと言う「久遠実成」の法門が説かれ、仏は無数の仏国で無数の衆生を化道してきたという、仏の究極の慈悲が示された。

初住分証
菩薩の修行の段階、五十二位の中の十住(第11~第20)の、初め発心住のこと。見惑(見識の迷い)を断じた菩薩の位。初住位以から菩薩道から後退しない不退の位となる。
しかしこれは権教の教えで、日蓮大聖人は本抄で「真実は初住分証の処にて、一経は極りたるなり」と断じられ、正法に発心(日蓮大聖人が図現なされた十界曼荼羅の御本尊に南無妙法蓮華と唱える)することが、成仏の根本、一経を極めたことであると解き明かされております。


教相

教相判釈の略。釈尊の経典の内容、優劣等を分別し判定する事。


【御義口伝 上】要点解説(20)に続く





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by johsei1129 | 2018-01-16 19:40 | 御義口伝 | Comments(0)


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