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日蓮大聖人『御書』解説

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2017年 01月 21日

立正観抄 要点解説その二

続いて大聖人は「問う、天台大師・止観一部並びに一念三千・一心三観・己心証得の妙観は、併しながら法華経に依ると云う証拠如何」と論難を立て、答えます。

「答う、予反詰して云く、法華経に依らずと見えたる証文如何。人之を出して云く「此の止観は天台智者、己心中所行の法門を説くなりと」、或は又「故に止観に至つて正く観法を明かす、並に三千を以て指南と為す。乃ち是れ終窮究竟の極説なり。故に序の中に説己心中所行法門と云えり。良に以有るなり」文」。
「難じて云く、此の文は全く法華経に依らずと云う文に非ず。既に説己心中所行の法門と云うが故なり。天台の所行の法門は法華経なるが故に、此の意は法華経に依ると見えたる証文なり云々。但し他宗に対するの時は問答大綱を存す可きなり」と。

さらに大聖人は「天台、伝教の法華経の釈、竜樹の論を引用し、仏説に依憑して口伝を信ずること莫れ、修多羅(仏説、経)依らざるは黒論なり、と示すとともに、釈尊の説かれた涅槃経の「法に依って人に依らざれ」の偈を示します。

「所謂云う可し、若し天台の止観、法華経に依らずといわば、速かに捨つ可きなりと。其の故は天台大師兼ねて約束して云く「修多羅(仏説、経)と合せば録して之を用いよ。文無く義無きは信受す可からず云云。
伝教大師の秀句下に云く「仏説に依憑して口伝を信ずること莫れ」云々。竜樹の大論に云く「修多羅に依るは白論なり。修多羅に依らざるは黒論なり」文。教主釈尊云く「法に依って人に依らざれ」文、天台は法華経に依り竜樹を高祖にしながら経文に違し、我が言を飜じて外道邪見の法に依つて止観一部を釈する事、全く有る可からざるなり」と。

引き続き日蓮大聖人は「問う、正しく止観は法華経に依ると見えたる文之有りや」と論難を立て、それには「円頓止観は即ち法華三昧の異名なるのみ」と断じます。

「答う、余りに多きが故に少少之を出さん。止観に云く「漸と不定とは置いて論ぜず。今経に依つて更に円頓を明かさん」云々。弘決に云く「法華経の旨を攅て不思議・十乗・十境・待絶滅絶・寂照の行を成ず」文。
止観大意に云く「今家の教門は竜樹を以て始祖と為す。慧文は但内観を列ぬるのみ。
南岳天台に及んで復法華三昧に因って陀羅尼を発し、義門を開拓して観法周備す。若し法華を釈するには弥弥須く権実本迹を暁了して方に行を立つ可し。

此の経独り妙と称することを得。方に此に依つて以て観意を立つ可し。五方便及び十乗軌行と言うは即ち円頓止観全く法華に依る。円頓止観は即ち法華三昧の異名なるのみ」云々。此等の文証分明なり、誰か之を論ぜん」と。




by johsei1129 | 2017-01-21 22:36 | 重要法門(十大部除く) | Trackback | Comments(0)
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