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日蓮大聖人『御書』解説

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2017年 01月 12日

種々御振舞御書 要点解説その六

引き続き日蓮大聖人は佐渡で最初に記された人本尊開顕の書「開目抄」の意義について解き明かします。

さて皆帰りしかば去年の十一月より勘えたる開目抄と申す文二巻造りたり

頚切るるならば日蓮が不思議とどめんと思いて勘えたり。此の文の心は日蓮によりて日本国の有無はあるべし。譬へば、宅に柱なければ・たもたず。人に魂なければ死人なり。日蓮は日本の人の魂なり。
平左衛門既に日本の柱をたをしぬ。只今世乱れてそれともなく・ゆめの如くに妄語出来して、此の御一門(北条氏)どしうちして後には他国よりせめらるべし。例せば立正安国論に委しきが如し。
かやうに書き付けて中務三郎左衛門尉(四条金吾)が使にとらせぬ。

さらに大聖人は「
自界叛逆難」の予言が的中した経緯と佐渡の守護代・六郎左衛門尉(本間重連)が、大聖人の威徳に触れ、今後「念仏申し候まじと」と、法華経に帰依したことをを詳細に記されます。そして「相模守殿(北条時宗)等の(法華経を)用ひ給はざらんには、日本国の人用うまじ。用ゐずば国必ず亡ぶべし」と断じます。


「つきたる弟子等もあらぎ(荒義)かなと思へども、力及ばざりげにてある程に、二月の十八日に島に船つく。鎌倉に軍あり京にもあり、そのやう申す計りなし。六郎左衛門尉・其の夜にはやふねをもつて一門相具してわたる、日蓮にたな心を合せて・たすけさせ給へ。

去る正月十六日の御言(内乱の予言)、いかにやと此程疑い申しつるに、いくほどなく三十日が内にあひ候いぬ、又蒙古国も一定渡り候いなん。念仏無間地獄も一定にてぞ候はんずらん。永く念仏申し候まじと申せしかば、いかに云うとも相模守殿(北条時宗)等の用ひ給はざらんには、日本国の人用うまじ。用ゐずば国必ず亡ぶべし。

日蓮は幼若の者なれども、法華経を弘むれば釈迦仏の御使ぞかし。わづかの天照太神・正八幡なんどと申すは、此の国には重けれども、梵釈・日月・四天に対すれば小神ぞかし。されども此の神人なんどをあやまちぬれば、只の人を殺せるには七人半なんど申すぞかし。太政入道・隠岐法皇等のほろび給いしは是なり。此れはそれにはにるべくもなし、教主釈尊の御使なれば天照太神・正八幡宮も頭をかたぶけ手を合せて地に伏し給うべき事なり。

法華経の行者をば梵釈・左右に侍り、日月・前後を照し給ふ。かかる日蓮を用いぬるともあしくうやまはば国亡ぶべし。
何に況や数百人ににくませ、二度まで流しぬ(伊豆・佐渡の流罪)。此の国の亡びん事疑いなかるべけれども、且く禁をなして国をたすけ給へと日蓮がひかうればこそ、今までは安穏にありつれども、はうに過ぐれば罰あたりぬるなり。
又此の度も用ひずば大蒙古国より打手を向けて、日本国ほろぼさるべし。ただ平左衛門尉が好むわざわひなり、和殿原とても此の島とても安穏なるまじきなりと申せしかば、あさましげにて立帰りぬ。
さて在家の者ども申しけるは、此の御房は神通の人にてましますか、あらおそろし・おそろし。今は念仏者をも・やしなひ、持斎をも供養すまじ。念仏者・良観が弟子の持斎等が云く、此の御房は謀叛の内に入りたりけるか、さて且くありて世間しづまる」と。


種々御振舞御書 要点解説その七に続く



by johsei1129 | 2017-01-12 22:53 | 重要法門(十大部除く) | Trackback | Comments(0)
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